Enerpac GT-Series User Manual
Page 130
130
13.
オプションの点検として、4回目の油圧をかけてナットをもう締
め付け直します。
•
ナットがそれ以上回らなければ、テンショニングは完了です。
油圧を解放します。手順14に進んでください。
•
ナットが未だ回る場合、回らなくなるまで手順4∼10を繰り返
します。過度に回る場合、ジョイントに問題があるかもしれな
いため、注意が必要です。
14. オイル圧力計がゼロ(0)bar/psiを指していることを確認します。
圧力が示されたら、ポンプ圧力逃し(タンク還流)弁をゆっくりと
開きながら、油圧を解放します。
15. ピストンが全後退位置に戻るまで、ネジ込みプラーを回して下げ
ます。油圧ホースの接続を外し、
ダストキャップ(図示なし)を取
り外したカプラに付けます。テンショナをスタッドから取り外し
ます。
7.2
テンショニング指示 - 50%カバー(テンショナをスタッド1つおき
に取り付け)
IMPORTANT: Read precautions and instructions at beginning of
Section 7.0 before beginning the following steps. Also refer to
safety information contained in sections 2.1 and 2.2.
1.
ジョイントを正しく位置合わせしてください。
2. 後の作業で参照するために、1つおきに各ボルトに「1」、
「2」
と
番号をつけます。
3. テンショナを「1」の番号を付けたスタッドに組み立て、油圧ホ
ースを接続します。標準的なテンショナの配置については、図
12を参照してください。その他のテンショナの取り付けおよび
フックアップの指示について、セクション6.1と6.2も参照してく
ださい。
4. 「第1パス」圧力「A」値を特定します。
この値は、ボルト締めの経
験があり、資格を持つエンジニアによって、計算されなければな
りません。
注:
「1」の番号を付けたボルトのテンショニングに使用した圧力
「A」の値は、後で「2」の番号を付けたボルトを締め付けるのに
使用される圧力「B」の値よりも大きいのが通常です。
これによ
り、100%カバー以下のテンショニングで発生する、余分な荷重
喪失を補います。
5. ポンプを操作して、テンショナをおよそ70 bar[1000 PSI]まで加
圧します。オイル漏れを点検します。
6. 漏れが見つからなければ、ポンプを再始動して手順4で特定し
た「第1パス」圧力「A」の値までテンショナを加圧します。加圧中
は、テンショナのストロークと油圧を常に監視し続けてくださ
い。
7. 「第1パス」圧力「A」に達したら、ポンプを停止します。ポンプ停
止後、オイル圧力計を再点検します。圧力が(増減せずに)安定し
ていることを確かめてください。各テンショナのナットとジョイ
ント面の間にネジ部が見えます。図7を参照してください。
8. 圧力を一定に保ちながら、
トミーバーを使用して第1ソケットと
ナットを手で回して下げます。
ナットがジョイント面にしっかりと
密着するまで、締め続けます。図8、9を参照してください。
9. サーキットの残りの「第1パス」テンショナに手順8を繰り返しま
す。
10. ポンプ圧力逃し(タンク還流)弁をゆっくり開きながら、油圧を解
放します。オイル圧力計がゼロ(0)bar/psiを指していることを確
認します。図10を参照してください。
11. サーキットの各テンショナのピストンストロークを点検します。
必要に応じて、ピストンがテンショナ本体の全後退位置に戻る
まで、ネジ込みプラーを回して下げます。図11を参照してくださ
い。
12. 手順5∼11(2回目)を(圧力「A」に)繰り返します。
13. 手順5∼11(3回目)を(圧力「A」に)繰り返します。
14. テンショナを残り50%のボルト(「2」の番号が付けられたすべて
のボルト)に進めます。図13を参照してください。
15. 「第2パス」圧力「B」値を特定します。
この値は、ボルト締めの経験
があり、資格を持つエンジニアによって、計算されなければなり
ません。
注: 圧力「B」の値は圧力「A」の値よりも小さいのが通常です(詳細
については、手順4以降の注意を参照)。
16. ポンプを操作して、テンショナをおよそ70 bar[1000 PSI]まで加
圧します。オイル漏れを点検します。
17. 漏れが見つからなければ、手順15で特定した「第2パス」圧力「
B」の値までテンショナの加圧を続けます。加圧中、テンショナの
ストロークと油圧を常に監視し続けてください。
図11、ネジ込みプラーの回し下げ(必要に応じて)
図10、
ナット回し下げ後の除圧
PRESSURE
RELEASE
OPEN
PRESSURE
RELEASE
OPEN