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Enerpac GT-Series User Manual

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7.0

テンショナの加圧および減圧

警告: システム加圧中は、ボルト軸の線上に立たないでく
ださい。ボルトに故障が生じた場合、緩んだり破損した部
品が飛び出して、重大な人身障害や死亡事故の原因とな

ります。常にすべての人員がこの危険性を認識していなければなり

ません。

警告: 最大作動圧力および最大ストロークを超えないでく
ださい。テンショナ本体に刻印されている仕様を参照して

ください。本書の巻末の表2も参照してください。

重要: 以下の手順中に最大ストローク表示を目視確認したら、ポン

プを即停止してテンショナのナットを締め付けて油圧を解放してく

ださい。次に、ネジ込みプラーを回して下げ、次の手順に進む前に、
ピストンをテンショナの後退位置に戻します。詳細については、図
4.1を参照してください。

重要: 何らかの漏れが発生した場合、ポンプを即停止して圧力逃し
(タンク還流)弁を開きます。オイル圧力計が(0)bar/psiを指している

ことを確かめます。テンショナ手順を続ける前に、必要に応じて修理

を行ってください。

注: 図を見やすくするために、図7-11にはテンショナに接続された
油圧ホースを1本のみ示しています。

7.1

テンショニング指示 - 100%カバー(テンショナを各スタッドに取

り付け)

重要: 以下の手順を開始する前に、セクション7.0の冒頭の注意事項

と指示を読んでください。セクション2.1と2.2に記載されている安全

情報も参照してください。

1.

ジョイントを正しく位置合わせしてください。

2. テンショナをスタッドに組み立て、油圧ホースを接続します。テン

ショナの取り付けおよびホース接続の指示の詳細については、
セクション6.1と6.2を参照してください。

3. 必要な油圧テンショニング圧力を特定します。

この値は、ボルト

締めの経験があり、資格を持つエンジニアによって、計算され
なければなりません。

4. ポンプを操作して、テンショナをおよそ70 bar[1000 PSI]まで加

圧します。オイル漏れを点検します。

5. 漏れが見つからなければ、手順3で特定した計算値までテンシ

ョナの加圧を続けます。加圧中、テンショナのストロークと油圧

を常に監視し続けてください。

6. 計算された油圧に達したら、ポンプを停止します。ポンプ停止

後、オイル圧力計を再点検します。圧力が(増減せずに)安定して
いることを確かめてください。各テンショナのナットとジョイント
面の間にネジ部が見えます。図7を参照してください。

7. 圧力を一定に保ちながら、

トミーバーを使用して第1ソケットと

ナットを手で回して下げます。

ナットがジョイント面にしっかりと

密着するまで、締め続けます。図8、9を参照してください。

8. 手順7をサーキットの残りのすべてのスタッドに繰り返します。

9. ポンプ圧力逃し(タンク還流)弁をゆっくり開きながら、油圧を解

放します。オイル圧力計がゼロ(0)bar/psiを指していることを確
認します。図10を参照してください。

10. ピストンのストロークを点検します。必要に応じて、ピストンが

テンショナ本体の全後退位置に戻るまで、ネジ込みプラーを回

して下げます。図11を参照してください。

11. 手順4∼10(2回目)を繰り返します。

12. 手順4∼10(3回目)を繰り返します。

図7、テンショナの加圧

図8、

ソケットとナットの回し下げ

図9、

ソケットとナットのジョイントへの固定

ネジ部なし

PRESSURE

RELEASE

CLOSED

PRESSURE

RELEASE

CLOSED

PRESSURE

RELEASE

CLOSED