Enerpac ATP-Series User Manual
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トラブルシューティング
ポンプまたはシステム部品の整備は、必ず資格を持った油圧技術者が行ってください。システムの故障が必ずしもポンプの不調原因とは
限りません。問題の原因を特定するには、あらゆる診断手順でシステム全体を点検する必要があります。
以下のトラブルシューティングチャートは、問題がある場合に原因を特定する役割りを果たします。修理サービスについては、最寄りの
Enerpac
正規サービスセンターにお問い合わせください。
故障トラブル
考えられる原因
対策
ポンプがサイクル運転しない。
空気圧が供給されない
空気圧を点検してください。
ポンプの空気閉止弁が閉じられている。
ポンプの空気閉止弁を開いてください。
ポンプの空気圧レギュレータの設定が低すぎる。
圧力レギュレータの設定を点検してください。
ポンプのエアフィルタが汚れている。
エアフィルタエレメントを交換してください。
ポンプのエアモーターが摩損または故障している。
Enerpac正規サービスセンターにお問い合わせくだ
さい。
Pポンプエレメントが詰まる。
Enerpac正規サービスセンターにお問い合わせくだ
さい。
ポンプが油圧を立ち上げないまた
は圧力は立ち上がるが目的値よりも
低い。
空気供給の空気圧が低いまたは空気量が少ない。
空気圧を点検してください。
ポンプの空気圧レギュレータの設定が低すぎる。
レギュレータの設定を点検してください。
ポンプのエアフィルタが汚れている。
エアフィルタエレメントを交換してください。
ポンプのタンク還流弁が開いているか完全に閉じて
いない。
タンク還流弁を閉じます。
タンクのオイルレベルが低い。
オイルレベルを点検してください。必要に応じて、オイ
ルを補充してください。
ポンプの油圧フィルタが汚れている。
油圧フィルタエレメントをクリーニングまたは交換して
ください。
油圧ホース、継手または工具からのオイル漏れ。
必要に応じて、漏れている部品を交換してください。
ポンプのタンク還流弁が漏れている。
タンク還流弁を交換します。
ポンプのエアモーターが摩損または故障している。
Enerpac正規サービスセンターにお問い合わせくだ
さい。
ポンプエレメント/エアモータの内部漏れ。
Enerpac正規サービスセンターにお問い合わせくだ
さい。
ンプ作動が不規則または不安定。
空気供給の空気圧が低いまたは空気量が少ない。
空気圧を点検してください。
ポンプがプライミングされていないまたは油圧ライン
に空気が混入している。
セクション4.4の指示に従って、ポンプのプライミングを
行ってください。
油圧オイルが汚れている。
油圧オイルを交換してください。必ずEnerpac HFオイ
ルを使用してください。油圧フィルタエレメントをクリ
ーニングまたは交換してください。
ポンプエレメントが摩損または損傷している。
Enerpac正規サービスセンターにお問い合わせくだ
さい。
ポンプからの排気に過剰な水分が含
まれている。
供給空気中に過剰な水分/潤滑剤が含まれている。
空気中の水分を減らしてください。水分離器を取り付
けてください。
注:ポンプ構成部品は自動潤滑式です。空気を潤滑す
る必要はありません。
水抜きには、ポンプのエアフィルタボウルが必要です。 ボウルに溜まっている水を点検してください。必要に応
じて水抜きしてください。
ポンプのエアフィルタが汚れている。
エアフィルタエレメントを交換してください。
ンプエレメント/エアモータの内部漏れ。
Enerpac正規サービスセンターにお問い合わせくだ
さい。