Enerpac ATP-Series User Manual
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4.0
ポンプの準備
4.1
オイルタンク
始動前にポンプのオイルレベルを点検します。オイルレベルの点検
前に、以下を確認します。
•
空気閉止弁が閉じられ、オイルのタンク還流 弁が開いている。図
1を参照してください。
•
ポンプ油圧計および空気圧計が両方ともゼロ[0]bar/psiを指して
いる。
図3に示すように、オイルレベルがタンクの一番上に達している場
合、
タンクは満杯です。オイル容量は、およそ3.8 liter[1 US gallon]で
す。Enerpac タイプHFオイルを使用してください。
重要:すべてのシステム部品を完全に元の位置に戻してから、オイ
ルを補充してください。
これに従わない場合、タンクに保持可能な
容量を超えるオイルがシステムに送られます。
充填キャップ
オイルレベル
開
閉
満杯
タンク出口弁
図3、 油圧オイルタンク
4.2
空気および油圧接続
警告:空気供給源を接続する前に、空気閉止(オン-オフ)弁
が閉じられ(ハンドル垂直位置)、オイルのタンク還流弁が
開いていることを確かめます。図1を参照してください。空
気圧レギュレータを完全に締め切り、空気圧計がゼロ[0]bar/psiを
指していることも確かめてください。
必要に応じて接続を行います。
•
ポンプ空気入口は、空気圧レギュレータアセンブリにあります。接
続は、標準の1/2" NPTです。
•
ポンプ油圧オイル出口の接続は、1/4"メス形BSPPです。ボルト締
め 用 に 使 用 するポンプ で は 、メス 形クイック着 脱 カプラが
BSPP
接続に標準装備されています。
4.3
空気の要件
ポンプの空気消費量は、6.8 bar[100 psi]オイル排出圧力でおよそ
113
L/分[21 SCFM ](自由大気)です。空気圧が低く油圧が高い場合、
空気消費量は流量に比例して減少します。
重要:ポンプ空気供給圧は、6.2 bar[90 psi](静圧)を超えないでくだ
さい。
警告:ポンプ空気リリーフ弁は、出荷時におよそ6.2 bar[90
psi]に設定されています。人身障害および装置破損を防止
するため、
リリーフ弁の圧力設定は上げないでください。
必ず乾燥ろ過圧縮空気を使用してください。水分離器の使用を強く
お勧めします。
ポンプの内部構成部品は、自動潤滑式です。空気を潤滑する必要は
ありません。
図2、ポンプの外観および構成部品(注:図示のためにガードおよびカバーを外した状態)
キー
1. 空気入口の接続(1/2 NPT)
2. ロールケージ
3. エアマフラ
4. 油圧計
5. 油圧オイルタンク
6. 空気圧計
7. 空気圧レギュレータ
8. フィルタボウルアセンブリ
9. 空気圧リリーフ弁
10. 油圧フィルタ
11. 空気閉止弁
12. 油圧オイル出口接続
13. オイルタンク還流弁(タンクに圧力
解放)
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