Enerpac ATP-Series User Manual
Page 95
95
5.0
ポンプの操作
セクション5.1∼5.4の指示に従って、ポンプを操作します。図4∼7を
参照してください。
重要:新しいポンプは、操作する前にプライミングが必要ですセクシ
ョン4.4を参照してください。
5.1
ポンプを加圧する前に
1.
空気閉止弁が閉位置になっていることおよびオイルのタンク
還流弁が開いていることを確かめます。
2.
ポンプの操作を準備します。オイルレベルを点検して、必要に
応じてホース接続を行います。セクション4.1、4.2、4.3を参照し
てください。
3.
空気閉止弁を閉じたまま、空気源を立ち上げて、空気圧計を点
検します。圧力が示されたら、空気圧計がゼロ[0]bar/psiを指
すまで、必要に応じて空気レギュレータノブを反時計方向に回
します。
4.
タンク充填キャップおよそ1回転半させて緩め、空気を除去しま
す。空気抜きは、適正な作動のために必要です。
5.2
ンプの加圧
1.
オイルのタンク還流弁を閉じます。
重要:オイルのタンク還流弁は、必ず手動で閉じてください。弁
に工具を使用すると、弁/弁座を損傷する原因となります。
2
. 空気閉止弁を開位置にします。
3
. ポンプが始動して油圧が立ち上がるまで、空気圧をゆっくりと
上げます(空気圧レギュレータノブを時計方向に回します)。
注意:ポンプ作動中は、油圧計を監視し続けてください。
圧力は予想よりも早く上昇します。目的の油圧が示された
ら、空気閉止弁を即閉じることができるように準備します。
重要:油圧サーキットを加圧するのに要する時間は、接続されてい
る工具の数/タイプ、使用できる空気量、油圧ホースの長さおよびそ
の他の要因によって異なります。
4.
油圧計が目的の読取値を指したら、空気圧レギュレータノブを
回すのを止め、空気閉止弁を閉位置にします。ポンプが停止し
ます。
5
. 空気圧計がゼロ[0]bar/psiを指すまで、空気レギュレータノブを
反時計方向に回します。
5.3
ポンプの減圧
1.
空気閉止弁を開位置に切り替えます。
2
. オイルのタンク還流弁をゆっくり開き、残余油圧を解放します。
油圧計がゼロ(0)bar/psiを指していることを確認します。
5.4
ポンプの停止と切断
1.
空気閉止弁を開位置に切り替えます。空気圧計がゼロ[0]bar/
psiを指すまで、必要に応じて空気圧レギュレータノブを反時
計方向に回します。
2
. オイルのタンク還流弁をゆっくり開き(閉じている場合)、残余
油圧を解放します。油圧計がゼロ(0)bar/psiを指していること
を確認します。
3
. 空気供給ホースをポンプの空気入口接続部から外します。
4
. オイル供給ホースをポンプのオイル出口接続部から外します。
5
. タンクの充填キャップを完全に閉じます。
重要:ポンプを使用しないときは、オイル充填キャップを完全に
閉じて、システムから異物が混入するのを防いでください。
6
. セクション6.0の指示に従って、ポンプを保管します。
6.0
保管
•
オイルのタンク還流弁を開位置に切り替えます。
•
タンク充填キャップが完全に閉じられていることを点検します。
•
フィルタボウルを外します。水抜きをして、
ごみを取り除きます。水
抜き後にボウルを再取り付けします。
•
ポンプは、清潔で乾燥した場所で上向きにして保管します。
•
ダストカバーを油圧オイル出口と空気入口接続部に取り付けま
す。
•
ポンプを長期間保管する場合、適切なさび止めをすべてのメッキ
されていない金属部品の露出部分に塗布します。
7.0
メンテナンス
ポンプのメンテナンス部品と配置については、図8を参照してくだ
さい。
重要:あらゆる予防策を講じて、ポンプおよびオイルラインにゴミや
チリが入らないように保護してください。システムに異物が入り込
むと、ポンプの故障およびポンプ構成部品の損傷の原因となりま
す。
このような損傷は、保証対象外となります。
エアマフラ
水抜きポート
タンク出口弁
油圧フィルタ
フィルタボウル
とエアフィルタ
油圧タンク
図 8 、ポンプのメンテナンス部品