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ボイス・アサイン・モードの設定, トリガー・モードの設定, Midiについて – KORG ARP 2600 M Analog Synthesizer Module with Carrying Case User Manual

Page 109: Midi機器の接続, ボイス・アサイン・モードの設定 トリガー・モードの設定, Midiチャンネル, 本機のmidiチャンネルを設定する

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取扱説明書

ボイス・アサイン・モードの設定

本機は、デュオフォニック(2音同時に発音する)シンセサイザーとして機能します。2つのMIDI
ノート・オン・メッセージに対するピッチCV出力の方法(ボイス・アサイン・モード)が2種類あり、
起動時に設定することができます。

ノーマル・モード(デフォルト)

工場出荷時に設定されているモードです。2つのノート・オンに対して、一番低いノートがKBD
CV-1、一番高いノートがKBD CV-2(UPPER VOICE)として出力されます。

オリジナル・モード

オリジナルのARP 3620鍵盤ユニットの動作を再現したモードです。一番低いノートがKBD
CV-1、一番高いノートがKBD CV-2(UPPER VOICE)として出力される点はノーマル・モード
と同じですが、ゲート信号がオンになるタイミング(1つ目の鍵盤が押されるとき)まで一番低い
ノートと一番高いノートが維持され続けます。

設定方法

1.

パネル上のMANUAL STARTスイッチを押し続けながら本機の
電源をオンにします。

2.

電源ランプが点灯したら、MANUAL STARTスイッチを続けて
押します。3回押した場合はノーマル・モード、4回押した場合は
オリジナル・モードに設定されます。

3.

設定が記憶され(電源ランプ点滅)、通常起動します。

設定変更後、数秒間(電源ランプ点滅中)は電源を切らないでください。データが破損し、故

障する原因になります。

Tip:

ボイス・アサイン・モード機能の設定は、電源を切っても記憶されます。

トリガー・モードの設定

連続ノート・オン時のADSR回路の動作開始(トリガー)を選択します。

マルチプル・トリガー・モード(デフォルト)

ノート・オンのたびにADSR回路にトリガーがかかります。

シングル・トリガー・モード

ADSRのリリース・タイム終了までは新しいノート・オンでトリガーがかからないため、レガー
ト奏法に使用します。

設定方法

1.

パネル上のMANUAL STARTスイッチを押し続けながら本機の電源をオンにします。

2.

電源ランプが点灯したら、MANUAL STARTスイッチを続けて押します。5回押した場合はマル
チプル・トリガー・モード、6回押した場合はシングル・トリガー・モードに設定されます。

3.

設定が記憶され(電源ランプ点滅)、通常起動します。

トリガー・モードはAR回路に対しては無効です。

設定変更後、数秒間(電源ランプ点滅中)は電源を切らないでください。データが破損し、故

障する原因になります。

Tip:

トリガー・モード機能の設定は、電源を切っても記憶されます。

MIDIについて

MIDI機器の接続

本機とコンピューターや外部MIDIシーケンサーなどを接続することにより、外部からコントロー
ルして本機の音源部を発音させることができます。市販のMIDIケーブルを用意し、本機のMIDI
IN端子と、外部MIDI機器のMIDI OUT端子を接続してください(106 ページの「接続」)
MIDI IN端子: 他のMIDI機器からMIDIメッセージを受け取ります。外部機器のMIDI OUT端子と
接続します。本機がMIDI IN端子で受信可能なMIDIメッセージは、ノート・メッセージのほか、ピッ
チ・ベンド、モジュレーション、ポルタメントです。

ノート・メッセージのベロシティは無視、受信範囲は012(C0)~ 127(G9)です。

MIDIチャンネル

MIDIには、1 ~ 16のチャンネルがあります。
外部MIDI機器を接続する場合、本機のMIDIチャンネルと外部MIDI機器のMIDIチャンネルを合わ
せる必要があります。工場出荷時は1チャンネルに設定されています。

Tip:

外部MIDI機器のMIDIチャンネルの設定は、ご使用になる機器の取扱説明書を参照してください。

本機のMIDIチャンネルを設定する

リア・パネルにあるMODE SWITCHの1から4で設定します。MIDIチャンネルの設定は下表の
通りになります。設定を変更した時点でMIDIチャンネルは切り替わります。

動作中にMIDIチャンネルを変えることができますが、発音中の音はオフになります。また、

ピッチ・ベンドもリセットされます。

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