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Enerpac P-Series ULTIMA User Manual

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4.0 取り付け

4.1 ポンプの接続

1. ポンプ油口ポートから出荷用プラグを外します。
2 リ リ ー フ 弁 を 目 的 の 油 圧 リ ミ ッ ト に 調 整 し ま

す。7.0節の説明を参照してください。

3. ホースをポンプに接続します。ネジ山のシールに

は、嫌気性ネジ山シーラー、Teflon®ペーストま
たは Teflon®テープを使用します。

重要:Teflon®テープを使用する場合、テープ片が油
圧システムに入らないように、テープの片端を継手
の端から貼り付けてください。図6を参照してくださ
い。

4. 圧力ゲージは、安全性を高め、制御を容易にする

ために、ポンプと直列に並べて取り付けてくださ
い。

5. ホースをご使用のシリンダまたはツールに接続

します。

単動シリンダでは、1本のホースをポンプから
シリンダに接続します。

複動シリンダでは、2本のホースを接続しま

す。1本のホースをポンプのポート (A) からシ
リンダの前ポートに接続します。もう1本のホー
スをポンプのポート (B) からシリンダの後ポー
トに接続します。

モデル P-80 と P-801 のみ:外部の減圧弁を配管
に使用する場合、弁のタンクポートをポンプのタ
ンク戻りポートに接続します。

注:図5に示されているシリンダ、ホース、付属品
は別売りです。ポンプに付属していません。ご利
用 い た だ け る 構 成 部 品 と 付 属 品 の 詳 細 に つ い て
は、Enerpacカタログをご覧ください。ご使用のシス
テムに必要な構成部品は、用途やその他の要因に応
じて異なります。

4.2 ポンプの空気抜き

ULTIMA シリーズ ハンドポンプは、エアーベント
操作用に設計されています。注油口プラグを必要に
応じてゆるめて、システムから空気を抜くことがで
きますが、ポンプ使用前に完全に再取り付けしてく
ださい。

重要:油圧システムに汚染物が入るのを防ぐために、
注油口プラグをゆるめたり外した状態でポンプを操
作しないでください。

4.3 ポンプの位置

ポンプは、水平または垂直位置のいずれでも操作で
きます。図7を参照してください。

垂直位置で操作する場合、ポンプのホース端を下に
向けてください。ポンプが空気を吸い込み、圧力が
適正に上昇しません。

注:ポンプは逆位置(上下逆)で使用するように設計さ
れていません。

OK

OK

図7: ポンプの向き

5.0 操作

5.1 ポンプを使用する前に

1. すべてのシステム継手と接続がしっかり取り付け

られ、漏れがないことを点検してください。

2. リザーバのオイルレベルを点検し、必要に応じて

オイルを補充します。9.1節の説明を参照してく
ださい。

3. ポンプ操作前に、以下の使用上の注意を読んで理

解してください:

警告:状況によっては、ポンプハンドルが
「跳ね返る」おそれがあります。常にポ
ンプの側面で操作し、ハンドルの力線か

ら離れてください。

警告:ポンプハンドル操作中は、ポンプハ
ンドルと持ち上げ/輸送ハンドルの間には
さみこまれたり/指詰めの危険性がある部

分から手と指を離してください。

注意:ポンプハンドルを操作する前に、ポ
ン プ 油 口 ポ ー ト か ら 出 荷 用 プ ラ グ を 外
し、必ず正規の油圧継手に付け替えてく

ださい。出荷用プラグを付けたままポンプハンドル
を操作すると、プラグがポートから勢いよく飛び出
し、人身事故の原因となります。

注意:ポンプハンドルに延長棒を追加しな
いでください。延長棒はポンプ操作を不
安定にさせる原因となります。

注意:機械的な損傷を避けるため、ポンプ
ハンドルが最遠端に達したら、それ以上
引かないでください。ポンプハンドルに

は、側面から力をかけないでください。

重要:高圧でのハンドルの反発を抑えるため、短めに
ストロークさせてください。最後の5度のストローク
で最大限のテコ作用が得られます。

5.2 2段吐出
モデル P-77、P-80、P-801、P-84

速段スピードポンプは、2段階の吐出になります。無
負荷では、ポンプは1段で急速に前進します。負荷が
かかると、ポンプは自動的に2段に切り替わって圧力
を高めます。ポンプが2段に切り替わると、ポンプ作
用に要する力が少なくなります。

注:最大限の性能を発揮させるために、ポンプハンド
ルは、高速フロー1段階中、適度な速さで操作してく
ださい。1段階でのハンドル操作が速いと、ポンプが
オイル全量を送るのが妨げられます。