Tomei Powered ARMS M8265 Single Scroll User Manual
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基本的にアクチュエーターは販売時の状態から変更する必要はありませんが、高負荷時のブーストをより
安定させるためなど、ブーストコントローラーの設定と併用して、アクチュエーターを調整することでより
ブーストを安定させ、フィーリングを変えることが出来ます。アクチュエーターの調整は、ブーストコントローラー
の補助として行うことをお薦めします。
M7760
ノーマルエンジンの場合、ガスケット抜けやエンジン強度に不安が有るため、ヘッドガスケットを
M7960
交換した上で約350ps{設定ブースト1.4∼1.5㎏/cm²(19.9∼21.3psi)}がノーマルエンジンでの限界の
目安となります。ブースト1.6㎏/cm²で使用する際は、鍛造ピストンに変更することをお薦めします。
M8265
基本、排気量2.2以上でチューニングを施したエンジンに使用することを想定したタービンです。
ノーマルエンジンではその性能を発揮させることが難しく、エンジン破損の可能性も考えられますので、
熟慮の上ご使用ください。
カムシャフトを作用角の大きい物に交換することで、より大きい排気圧力を得ることが出来ます。これにより、
タービンのピックアップが良くなり、更にピークパワーも出すことが出来ます。エンジンのチューニング内容に
あわせて選択することをお薦めします。
M7960
M8265
TOMEI PONCAM相当
TOMEI PONCAM相当
350PS
350PS
380PS
400PS
カムシャフト
ノーマルエンジン
2.2L 2.5L等 チューニングエンジン
M7760
M8265
450PS
必要なし
想定出力
ノーマルエンジン
2.2L 2.5L等 チューニングエンジン
M7760
M7960
アクチュエーター設定
ノーマルエンジン
2.2L 2.5L等 チューニングエンジン
M7760
必要なし {出荷時設定圧0.9㎏/cm²(12.8psi)}
M7960
M8265
{出荷時設定圧0.9㎏/cm²(12.8psi)}
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メタルタイプへ変更
推奨:TOMEIメタルヘッドガスケット
EJはノーマルヘッドガスケットもメタル製ですが、高ブーストをかけた際の高い燃焼圧力には不安が有ります。
そこで、面圧の安定したメタルヘッドガスケットに変更することでシール性能を高めることが出来ます。
かけるブーストによってガスケット厚を変更し、圧縮比調整を行ってください。
目標馬力×5.9÷気筒数=1気筒あたりが必要とする毎分吐出量
安定した霧化状態を確保するために、インジェクター容量の80∼90%で使用するのが理想となります。
インジェクター容量×気筒数×0.06=必用とする毎時吐出量(フューエルポンプ容量)
ポンプの追従性を考慮し、80∼90%位で使用出来るように選択してください。
必要燃料ポンプ容量
M8265
235L/h以上(燃圧3kg/cm²時)
推奨:TOMEI 255L/h
(燃圧3kg/cm²時)
ノーマルエンジン
M7760
M7960
185L/h以上(燃圧3kg/cm²時)
推奨:TOMEI 255L/h(燃圧3kg/cm²時)
2.2L 2.5L等 チューニングエンジン
M7760
M7960
M8265
必要インジェクター容量
ノーマルエンジン
650cc以上
830cc以上
M7960
M8265
2.2L 2.5L等 チューニングエンジン
M7760
ノーマル
2.2L 2.5L等 チューニングエンジン
ヘッドガスケット
ノーマルエンジン
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