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Enerpac ATM-4 User Manual

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10.0 点検と調査

• 作業終了後、およびATM-4を再び使用する前には、

ツールや付属品に欠陥がなく、使用可能であること

を確認する必要があります。

• 紛失または損傷した部品がある場合は、ツールを再

び使用する前に、できるだけ早く交換します。

• すべての可動部品には定期的にグリースを塗りま

す。セクション12.0「潤滑と整備」を参照してくださ

い。

• ローラーとピンに異物が付着していないことを確認

します。

• 使用していないときは、すべての部品をキャリング

ケースに戻します。

11.0 保管

• ATM-4は、涼しく乾燥した場所に保管します。

• 機械加工面にはMobilgrease XHP™ 222 Specialグ

リースまたは同等の良質の高荷重用ベアリンググ

リースを塗布します。

12.0 潤滑と整備

Mobilgrease XHP™ 222 Specialグリースまたは同等の

良質の高荷重用ベアリンググリースを塗布します。

ツールの整備

使用する前には、ねじボルトが潤滑されていることを

常に確認してください。これによりツールの性能と寿命

が向上します。

ねじボルト基部のスイベルに収納されているスラスト

ベアリングは、自由に動き、定期的に潤滑されている必

要があります。

トルクレンチは、使用後と保管前に必ず最低に設定し

ます。

内部部品のクリーニングと潤滑(図16参照)

手順1. ツールを作業台の上に立てます。
手順2.

マイナスドライバーを使用し、スパライラル

クリップの端部を持ち上げます。それを反時

計方向に回して外します。

手順3.

ローラーシャフトを順々に抜き、ローラーと

ベアリングを点検のために取り外します。

手順4.

ローラーシャフト、ローラー、ベアリングに損

傷がないかどうか点検します。損傷がなけ

れば、クリーニング後、グリースを塗布し、再

び組み立てます(1~3の逆の順序で)。

図16

スパイラル

クリップ

ローラー

シャフト

ローラー

ニードル

ベアリング

ローラー

ニードル

ベアリング

13.0 トラブルシューティング

問題1:

ねじボルトが固くて回りにくく感じる。

解決方法:

ねじボルトにグリースを塗布してくださ

い。

問題2:

ねじボルトの基部にあるスイベルの摩

擦パッドが、フランジの外周上で回転し

ている。

メモ:摩擦パッドがフランジの外周上で

回転している場合は、ツールを使用し

ないでください。

原因:

スイベルのベアリングが汚れているか、

固着しています。

解決方法:

スイベルを取り外し、クリーニング後、グ

リースを塗布して再び組み立てます。そ

れでも問題が解消されない場合は、ス

イベルアセンブリ(修理部品説明書を

参照)を交換してください。

問題3:

継手の位置合わせの際、摩擦パッドが

フランジの外周上で滑っている。

原因:

ウイングに異物や汚れが付着している