Enerpac NS-Series User Manual
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3. 使用中のブレードに再使用できるエッジがないか確かめます。
新品のブレードを取り付ける場合、交換ブレード部品番号につ
いて、セクション3を参照してください。各ナットスプリッタモデ
ルに使用する切断ヘッドに適したブレードを使用してください。
4. ヘッドの下側から、新品または取替えブレードをスライドさせて
ブレードホルダのダブテール溝に入れ、ボール戻り止めを所定
の位置にはめ込みます。
ブレードの底部がブレードホルダの平
らな底部とぴったり重なると、
ブレードは完全に取り付けられた
状態になります。
8.0 トラブルシューティング
トラブルシューティングチャートは、各種の故障トラブルを診断して
補正する手引きの役割を果たします。
ナットスプリッタのトラブルシューティングおよび整備は、必ず資格
を持った油圧技術者が行ってください。修理サービスについては、
最寄りの正規Enerpacサービスセンターにお問い合わせください。
警告:調整、修理またはメンテナンスを行う前には、油圧を完
全に解放して、ナットスプリッタシリンダから油圧ホースの接
続を外してください。
注意:分解中にピストン戻しバネとその他の内部部品がシ
リンダから突然飛び出すことがあります。人身障害を防ぐ
ため、シリンダの分解には注意が必要です。シリンダの分
解および修理は、必ず資格を持つ人員が行ってください。
トラブルシューティングチャート
故障トラブル
考えられる原因
対策
1. ナットスプリッタシリンダの圧
力が維持されない。
ピストンシールの漏れ。
シールを交換してください。
カプラの漏れ。
カプラを交換してください。
シリンダ内部リリーフ弁の不具合。
リリーフ弁を点検して必要に応じて交換してください。
油圧ポンプの不具合
油圧ポンプが適正に動作しているか点検してください。
必要に応じて、ポンプを修理または交換してください。
2. ットスプリッタシリンダが圧力
を生成するが、ピストンとブレー
ドが動かない、
またはほんの少
ししか動かない。
ポンプタンクが空気抜きされていない。
空気抜きポンプを使用している場合、必要に応じて空気
抜き/充填キャップまたは空気抜きスクリューを緩めて
空気を除去してください。
カプラが完全に組み立てられていない。
カプラを点検してください。
両 方 の ホ ース が 接 続 さ れ て い な い 。
(複動モデルのみ)
両方のホースが接続されていることを確認してくださ
い。
ピストンがフルストローク。
ピストンを後退させてください。
ホースが詰まっている。
ホースを交換してください。
3. ナットスプリッタシリンダが圧
力を生成しない。
ポンプ逃がし弁が開いている。
ポンプ逃がし弁を閉じてください。
ピストンシールの漏れ。
シールを交換してください。
シリンダ内部リリーフ弁の不具合。
リリーフ弁を点検して必要に応じて交換してください。
ポンプのオイルが不十分。
必要に応じて、オイルをポンプタンクに補充してくださ
い。
カプラの漏れ。
カプラを交換してください。
4. ナットスプリッタシリンダが後退
しないまたは後退速度が非常
に遅い。
カプラの緩み。
カプラを点検して緩んでいる場合は締め付けてくださ
い。
ホースの拘束または詰まり。
ホースを交換してください。
不正なカプラを使用している。
適切なカプラを取り付けてください。
不正なホースを使用している。
適切なホースを取り付けてください。
ポンプの逃し弁が閉じている。
ポンプ逃がし弁を開いてください。
ピストン戻しバネが破損または弱くなっ
ている。 (単動モデルのみ)
戻しバネを交換してください。
5. ナットスプリッタが全圧を生成
するが、
ナットを切断できない。
(セクション6.4の指示参照)
(セクション6.4の指示参照)
6. ホースの組み立てが困難。
カプラの損傷。
カプラを交換してください。
ホース内部の圧力。
ホースの空気を抜いてください。
7. ブレードの交換が頻繁。
潤滑が使用されていない。
潤滑を使用してください。
8. ブレードホルダの下側にあるナ
ットスプリッタのオイルブリード
穴から漏れが生じる。
圧力が700 bar[10,000 psi]を超えている。 システムを除圧して、
シリンダ内部リリーフ弁をリセット
してください。