Petzl I'D D20 S User Manual
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Notice SpécifiqueD20 I’D réf. : D20900-04 210302
降させるためには、自分自身を安全なアン
カーに接続し、安定した状態で予備のブレ
ーキシステムを使えるようにしてください。
そしてこの器具を図3で解説した方法で使
用してください。
図8. 例外的な状況下での避難: 複数人
での下降
可動モードでハーネスに取り付けます: こ
の技術は訓練した救助者のみがおこなっ
てください。
最大荷重250kgの状況では衝撃荷重に耐
えられませんので、補助ブレーキシステム
を必ず併用してください。
ビレイ
ビレイヤーの安全に注意を払ってください
。墜落のリスクを避けるため、必ずビレイを
してください。
低速での墜落と体重の軽いクライマーの
場合: 複数の摩擦ポイントを長いロープ
上につくり、器具への衝撃荷重の伝達を軽
減することができます。
このことにより、ロープのブレーキ作動を
遅らせることができます。
図9. リーダー(最初に登る人)をビレイ
する場合
EN892に準ずるダイナミックロープを使用
してください。
器具をセカンドビレイヤーのハーネスに
接続します: ビレイヤーは片手で持ち手
側のロープを握り、もう片手でリーダーの
ロープを握ります。
スムーズにロープを流すには、リーダー側
のロープを引くのでなく、持ち手側のロー
プを器具に送り込むことが重要です。
墜落を停止するためには、持ち手側のロー
プをしっかりと握ってください。
引き下げるには、図7で解説した方法で行
ってください。
図10. セカンド(次に登る人)をビレイす
る、またはセルフビレイをする
器具をアンカーポイントに接続した状態
(ハンドルポジションC)で、ビレイヤーは片
手で持ち手側のロープを握り、一方の手で
セカンド側のロープを持ちます。
ロープは定期的に引き上げます。墜落を
停止するためには、持ち手側のロープをし
っかりと握ってください。
引き下げるには、図6で解説した方法で行
ってください。
注意: 間違いがあった場合(ロープが逆に
通されるなど)、この位置では誤操作防止
キャッチは機能しません。
図11. 逆戻り防止リフティングポイント
および簡易ホーリングシステム
器具をアンカーポイントに接続した状態
(ハンドルポジションC): この器具は荷物
などを引き上げるためにロープを張ったり
、ロープを固定する逆戻り防止ポイントと
して使用することができます。
(JP) セルフブレーキビレイ
下降器
各部の名称
(1)可動サイドプレート (2)セーフティキャ
ッチ (3)フリクションランナー (4)サイドプ
レートピボット (5)カム (6)誤操作防止用
キャッチ (7)固定サイドプレート (8)ハン
ドル
主要な素材: アルミ合金(サイドプレート)、
ステンレススチール(カム)、クロームメッキ
スチール(誤操作防止用キャッチ)。
点検するポイント
使用前の確認: 固定サイドプレートと可動
サイドプレート、カム(磨耗の程度を確認し
てください)。
フリクションランナー、ロック部品(セーフテ
ィキャッチ、サイドプレートピボット)、カム
のスプリングが機能すか確認してください
。最後に、操作方法の確認をしてください
(図2参照)。
* 注意: カムの溝が磨耗し、図の程度ま
で減ったときは製品の使用をやめてくだ
さい。
ロープの径および外皮の状態によっては、
下降器は十分な制動力を発揮しない場合
があります。
もし疑問点があれば㈱アルテリアにご相
談ください。
使用説明
この器具は誤操作を防ぐことができます
が、全ての誤操作を防ぐことはできませ
ん。
ユーザーは必ず適切なトレーニングを受
け、常に注意を払わなければなりません
。グローブの使用を強くお奨めします。ロ
ープの末端には必ず結び目を作ってくだ
さい。
ハンドルポジション
(a)運搬 (b)ワークポジショニング (c)下降と
ビレイ (d)パニック防止ロック
図1. ロープの取り付け
I'Dは、ハーネス(図A:可動モード)またはア
ンカー(図B:固定モード)に取り付けて使
用します。
可動サイドプレートをスライドさせて開き
、器具に書かれているとおりにロープを通
します。
この時ハンドルは、必ず図Cのポジション
にしなければなりません。
可動サイドプレートを閉じ、セーフティキャ
ッチ部をロックされたカラビナにクリップし
てください。
図2. 操作の確認
使用前に、ロープが正しく取り付けられて
いること、器具が正しく作動することを確
認し、必ずセルフビレイをとった状態でテ
ストをしてください。
(A) 可動モード: 下降の前に、器具に体重
を掛けロープを張ります(ハンドルポジシ
ョンC)。
器具がロープ上でロックされていることを
確認してください。
持ち手側のロープを片手で握り、もう片方
の手でハンドルを徐々に引いてください。
するとロープが流れ、ハンドルを放すとロ
ープは止まります。
ロープがロックされない、もしくはハンドル
をどの位置にしても下降ができない場合
は、ロープが正しく取り付けられているか
確認してください。
体重を器具に掛けたままパニック防止ロッ
クを引き、正しく作動するか確認してくだ
さい(ハンドルポジションd)。
器具にブレーキがかかりロープ上でロッ
クします。
(B) 固定モード(ビレイおよび避難に使用
): ロープが人、または荷重で強く引かれた
場合(ハンドルポジションC)、ロープ上でこ
の器具はロックされます。
注意: ロープが逆に通された場合、誤操作
防止キャッチは作動しません。
器具に荷重がかかった状態で、ハンドル
を強く押し、パニック防止ロックが正しく作
動するか確認してください(ハンドルポジ
ションd)。
ロープ上で器具がロックされます。
図3. 下降
可動モードでハーネスに取り付けて使用
(ハンドルポジションC): ブレーキの調節
は持ち手側のロープを握る強弱で行い、ロ
ープがロックされていない時は他方の手
でハンドルを使います。
ロープを止めるには、ハンドルから手を放
します。
パニックになったとき: ハンドルが強く引
かれると(ハンドルポジションd)器具にブ
レーキがかかり、ロープ上でロックします。
下降を続けるには、まずハンドルを上げま
す(ハンドルポジションC)。
注意: I'Dを横向きに持つと、ブレーキ性
能は発揮されません。
ブレーキ効果を高めるには、持ち手側の
ロープをカラビナに通します。
注意:このブレーキ効果を高めるカラビナ
は、I'Dを横向きにロックしてしまい、ブレー
キ性能を妨げる場合があります。
図4. ワークポジションニング
器具を希望の位置で止め、ハンドルを下
降時の逆側に回し、ロープ上でロックしま
す。その後、力まかせに引かず、ハンドルが
動くところまで引いてください(ハンドルポ
ジションb): ロープの径により、この場合
のハンドルの位置は変わります。
ワークポジショニング(両手をロープから
離す場合)では、I'Dはこの位置にセットさ
れなければなりません。
システムを解くには、一方の手で持ち手側
のロープを握り、他方の手でハンドルを降
下のポジションに戻します。
図5. 一時的なロープ登高
可動モード(ハンドルポジションcまたは
d)でハーネスに取り付けます。
以下の動作を行ってください:
- I'Dにぶら下がります
- ロープクランプ/グラブのアッセンション
(B17)をロープに通し、同時にフットループ
の中で足を上げてください。(このロープク
ランプ/グラブはハーネスにランヤードで
必ず接続されていなければなりません)
- 器具からのロープの弛みを引きながら、
ロープクランプ/グラブ(B17)に接続された
フットループに立ち上がります(ロープは
絶対に弛ませないでください)。
- 再びI'Dにぶら下がり、ロープクランプ/グ
ラブ(B17)で上るという動作を繰り返して
ください。
図6. 固定されたアンカーポイントから
の下降
器具をアンカーポイントに接続した状態:
持ち手側のロープに必ずカラビナを通し、
摩擦ブレーキ力を増します。
持ち手側のロープを握り、ハンドルを持ち
上げて(ハンドルポジションC)
ロックを解除してください。
図7. ハーネスに取り付けての下降
I'Dをハーネスに接続してください。人を下
(JP) 日本語