機能およびインジケータ – Dell PowerEdge 6850 User Manual
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SAS のアップデート情報
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本書では、システムの『インストール & トラブルシューティング』には記載されていないオプショ
ンのシリアル接続 SCSI(SAS)ハードドライブ、関連する機能、および手順について説明します。
内容は次のとおりです。
• 機能およびインジケータ
• SAS ハードドライブの取り付け
• SAS コントローラカードの交換
• SAS バックプレーンボード
• 2.5 インチ SAS 周辺機器インターポーザボード
• トラブルシューティング
機能およびインジケータ
機能とインジケータの基本については、システムの『インストール & トラブルシューティング』で
説明されています。オプションの SAS ハードドライブを搭載したシステムに組み込まれている重要
な変更は、次のとおりです。
• SAS ドライブを搭載したシステムには、内蔵 SCSI コントローラの代わりに SAS コントローラ
拡張カードが装備されています。バックプレーンの SAS A コネクタと SAS B コネクタは、
SAS
コントローラカードに接続されています。
• SAS ドライブを搭載したシステムには、3.5 インチまたは 2.5 インチ SAS ハードドライブのい
ずれかを接続するための SAS バックプレーンが装備されています。
• 内蔵 SAS ドライブを搭載したシステムの RAID 機能は、SAS コントローラ拡張カードによって
提供されます。
• RAID バッテリーケーブルは、システム基板のバッテリーコネクタではなく、SAS コントロー
ラカードのコネクタに接続されています。図 1-5 を参照してください。
• 2.5 インチ SAS ハードドライブを搭載したシステムには、さらに以下の変更が組み込まれてい
ます。
– 2.5 インチ SAS バックプレーン(図 1-7 を参照)は、追加のボードである 2.5 インチ SAS
周辺機器インターポーザボードに接続されています(図 1-10 を参照)。インターポーザ
ボードには、3.5 インチバックプレーンに含まれているコネクタの一部が提供されてい
ます。
– コントロールパネルケーブルは、ファン 1 およびファン 3 用のベイの下に配線され、
2.5
インチ SAS 周辺機器インターポーザボードの背面に接続されています(3.5 インチドラ
イブの場合、コントロールパネルケーブルはハードドライブベイ上部のバックプレーン前
面に接続されています)。
– 冷却用エアフローカバーは、ハードドライブベイ背面のスペースを覆うように変更されて
おり、ケーブルその他のコンポーネントも、2.5 インチドライブベイとボードが入るよう
に変更されています。2.5 インチシステムの内部を 図 1-1 に示します。