冷却水注入、エア抜き, 点検と使用上の注意 – Tomei Powered ARMS M7960 User Manual
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5.冷却水注入、エア抜き
注意
■ 冷却水は
LLCを使用してください。水だけだとアルミ合金にさびや腐食を引き起こす危険があります。
■ 冷却水温度が上がった状態でラジエターキャップを開けると、熱湯が噴出し危険です。
(1)
ラジエターホース、ヒーターホースなどのクランプが確実に
締め付けられていることを確認する。
(2)
ヒーターコントロールを
"MAX HOT"ポジションにセットする。
(エア抜きプラグはコーションラベル付近の
銅ワッシャー付ボルトです。)
(3)
ラジエターキャップとエア抜きプラグを解放する。
(4)
2L/min(やかんで水を注ぐ程度)以下の注入速度で冷却水をラジエターのキャップ口元いっぱい
まで注入する。途中でエア抜きプラグから冷却水が噴き出したら、プラグを閉じ、
再びキャップ口元いっぱいまで注入する。
(5)
エア抜きプラグの銅ワッシャーは新品を用意し、交換する。
[エア抜きプラグ締め付けトルク:6.9∼7.8N・m(0.7∼0.8kgm) ]
(6)
ラジエターキャップを閉じてエンジンを始動し、サーモスタットが開弁するまでアイドル回転を保持する。
(7)
水温計が中央を越えていることを確認し、ラジエターロアホースを手で触って温水が流れている
ことでサーモスタットの開弁を確認する。
(8)
サーモスタットの開弁を確認後、水温の上がりすぎに注意しながら、
2500rpmで10秒間の
空吹かしを
2、3回行う。
(9)
エンジンを停止する。
(10) 冷機後、ラジエターキャップを外し冷却水の液面を確認する。液面が下がっている場合は
上記作業を繰り返す。
熱い時
あけるな
エア抜きプラグ
(11) 液面が下がらなくなったらリザーバータンクの
"MAX"ラインまで冷却水を補充する。
(12) エンジンを始動し、アイドリングから
3000rpmまでの回転を上げ、インストルメンドパネル下部より
ヒーターコア流水音がしないことを確認する。流水音がする場合は、上記の作業を液面が
下がらなくなるまで繰り返す。
点検と使用上の注意
(1)
ギアがニュートラルでサイドブレーキが引かれていることを確認する。
(2)
アイドリング状態で水漏れ、オイル漏れがないことを確認する。
(3)
エンジンを停止し、冷却水とエンジンオイルの量が規定値であることを確認する。
また、リザーブタンク内に規定量の水が入っていることを確認する。
(4)
エンジンを始動し、エンジン回転を
3000rpmまで上げた時に、排気漏れや異音がしないことを確認する。
(5)
運転し、過給圧がかかることを確認する。
・出荷時での過給圧は約
0.8kg/c㎡です。装着後の過給圧の調整はブーストコントローラー
で行ってください。
・ブースト計でを併用し、過給圧を監視してください。
(6)
各部の取り付け状態と冷却水、オイル漏れの点検を行う。
・高負荷運転の直後にエンジンを停止しないでください。
・エンジンオイルを定期的に交換してください。
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