仕様 セッティングガイド – Tomei Powered ARMS M8280 User Manual
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仕様
セッティングガイド
M8280はブースト1.6㎏/㎠(22.8psi)で450psオーバーの出力を出すことが可能なタービンです。
最大出力は車の状態によって変わりますのでご注意ください。ブースト設定する際は、
4・5速のギヤで行ってください。低いギヤで設定すると、高いギヤでは負荷が大きくなるため設定値以上の
ブーストがかかってしまいます。(設定した際、ピークブーストから回転が上がるにつれてブーストが下がる
場合がありますが、異常ではありません。)
基本的にアクチュエーターは販売時の状態から変更する必要はありませんが、高負荷時のブーストを
より安定させるためなど、ブーストコントローラーの設定と併用して、アクチュエーターを調整することで
よりブーストを安定させ、フィーリングを変えることができます。アクチュエーターの調整は、
ブーストコントローラーの補助として行うことをお薦めします。
カム含め、サクション、エキマニ、アウトレット、触媒、マフラーの選定は性能に大きく影響します。
カム、エキマニ、アウトレットが純正の場合、ブースト1.2㎏/㎠(17.1psi):350ps。すべて高効率な物を
採用した場合、ブースト1.6㎏/㎠(22.8psi):450psが目安となります。
450PS
450PS
コンプレッサーホイール
項目
推奨設定
ブースト圧設定
アクチュエーター設定
必要なし {出荷時設定圧0.9㎏/㎠(12.8psi)}
58.8mm
67.0mm
77
入口径
トリム
タービンホイール
対応出力
出口径
外径
トリム
外径
66.0mm
60
STD仕様
STEP UP 仕様
1.0~1.2㎏/㎠(14.2~17.1psi)ブーストコントローラー使用
1.6㎏/㎠(22.8psi)ブーストコントローラー使用
STD仕様
STEP UP 仕様
想定馬力
STD仕様
350PS
STEP UP 仕様
84.0mm
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1Jの場合、エンジン本来の性能が保たれている場合、ノーマルピストンでも約600psまで
十分対応可能です。ただし、圧縮圧力が下がったエンジン等、エンジンにヘタリが出始めている場合は、
鍛造ピストンへの変更をお薦めします。
1Jの場合、ノーマルコンロッドでも約500psまで対応可能ですが、エンジンの状態で大きく変わりますので
ご注意ください。
ノーマルカムでは十分な排気圧力を得られず、大きくなったタービンを活かすことができません。
カムを変更することでより効率良くタービンを活かすことが可能になります。
ブーストを上げると燃焼圧力も高くなります。1Jの場合、ノーマルヘッドガスケットで
ブースト1.6㎏/㎠(22.8psi)かけることも可能ですが、圧縮比を下げることでよりセッティングを詰めることが
可能になります。また、確実にシール性能を高めるために、高ブーストをかける際は面圧の高い
強化ヘッドガスケットに交換することをお薦めします。ブースト圧によってガスケット厚を変更し、
圧縮比調整を行ってください。TOMEI製φ87.5-1.8㎜=圧縮比8.8、φ87.5-2.0㎜=圧縮比8.6を
目安としてください。ヘッド、ブロックの面研量や燃焼室加工状況によって圧縮比は変化します。
ヘッドガスケット
STD仕様
ノーマル
STEP UP 仕様
H断面コンロッド 推奨:TOMEI H断面コンロッド
STD仕様
ノーマル
STEP UP 仕様
TOMEI PONCAM 相当
ノーマル
STEP UP 仕様
STD仕様
カムシャフト
ピストン
コンロッド
STD仕様
ノーマル
STEP UP 仕様
強化タイプへ変更 推奨:TOMEIメタルヘッドガスケット
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