Petzl Кошки альпинистские User Manual
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CRAMPONS T00500-C (121205)
(JP) 日本語
クランポン
この説明書はペツルシャルレクランポンの基本
的な情報が記載されています。
より詳細な製品の情報は各モデルの説明書を参
照ください。
各製品の適するフィールド
ダート, ダートウィン, M10: アイスクライミング
サルケン: 高度な登山
ヴァサック: 登山、トレッキング
イルビス: トレッキング
各部の名称
(1)フロント (2)リア
(3)リンキングバー
(4)ラピッドアジャストメントシステム
(5)ストラップ (6)ダブルバックファスニングバッ
クル
(7)アンチスノーシステム
(8)ワイヤーベイル (9)レバータブ (10)ヒールベ
イル(レバー)
(11)フレキシブルベイル
材質:
- ポイント: 冷間鍛造及び熱処理済みクロームモ
リブデンスチール
- ワイヤー、リベット、レバー: ステンレススチール
- フレキシブルベイル: サーモプラスチック、エラ
ストマー
サイドロック ビンディング
システム
- かかととつま先にコバのあるブーツに適してい
ます。
- かかととつま先がワイヤーで、ヒールワイヤーベ
イルに横方向のレバービンディングシステムが付
きます。セーフティストラップ付です。
スペアロック ビンディング
システム
- かかとにコバのあるブーツに適しています。
- 柔軟なトゥハーネスとワイヤーヒールベイル。
- ストラップによる固定でどのような足の動きにも
対応します。
レバーロック ビンディング
システム
- かかととつま先にコバのあるブーツに適してい
ます。
- 柔軟なトゥベイルが付いています。
- 微調整可能なヒールベイル。
- ストラップによる固定と引締め。
フレックスロック ビンディング
システム
- 全ての硬いブーツ、柔軟なブーツに合い、コバ
の有無を問いません。
- 柔軟なヒールとトゥハーネスによりしっかりとブ
ーツに装着できます。
- ストラップによる固定でどのような足の動きにも
対応します。
点検のポイント
各使用前にフロントとリアのベイルワイヤ-とリ
ベットの接続状態を確認してください(サイドロッ
クレバー)。
ラピッドアジャストメントシステムが確実に取り付
けられている事を確認してください。
金属のフレームとポイントにひび割れがないこと
を確認してください。
図2. メンテナンス
ポイントを研ぐ場合にはエッジ部分を研ぐように
し、側面は研がないで下さい(フロントポイント
部は除く)。
熱により金属へ悪影響を与えないために手作業
で研いでください。
使用後にクランポンを洗浄し乾燥してください。
腐食を防ぐための潤滑油をスプレーしてくださ
い。
使用方法
図3. リンキングバーの位置
正しい位置にあるかよく確認してください。
右足/左足(ストラップのバックルがブーツの外側
にくるようにしてください)
- リンキングバーによる硬いブーツまたは柔軟な
ブーツ用の2種類の位置調整がクランポンの前
部にあります。
バーの位置を変えたい時には、フロント部のアン
チスノーからネジをはずし、バーを調節後、ネジ
を再び止めてください。
注意: 硬いブーツに使用する場合ブーツにクラ
ンポンを装着する前にリンキングバーが固定位
置にしっかりとはまっていることを確認してくだ
さい。
図4. 調節
- ブーツの長さに合わせて、リンキングバーでクラ
ンポンを調節してください(かかとの位置はハー
フサイズずつ調整可)。
- 小さいサイズのブーツへの使用の際は、リンキ
ングバーを金属のこぎりで短くしてください。
- フロントポイントを希望の位置にする為にはト
ゥベイルを調節してください(短いか長いか、中
心かオフセットか、ソールの高さに適応している
か)。
セーフティストラップを使い、ワイヤーを引いて
ください。
トゥベイルがブーツの形に合っているか確認し
てください。
- ヒールワイヤーもフロントと同じ方法で調節し、
ソールの高さとブーツのコバにあうようにしてく
ださい。
セーフティストラップを使ってワイヤーを装着し、
ブーツのコバにしっかりと装着されている事を確
認してください。
ブーツによってはクランポンが装着できないこと
があります。
図5. ブーツへの装着
注意: ブーツとクランポンの相性を必ずテストし
てからご使用ください。
足を“振る”や“蹴る”などのテストをしてくださ
い。
もしクランポンがブーツにしっかりと装着されて
いないようであれば最大限に合うように再度調節
をしてください。
5A. サイドロック ビンディング
システム
ブーツをトゥベイルに合わせます。
その後ヒールベイルのストラップを引き、ワイヤ
ーをはめてクランポンを取り付けてください
知識: ヒールベイルを取り付けるには、レバーを
押し下げるようにしてください。
その後ヒールベイルにロックするようにレバータ
ブを引いてください。
ワイヤーがヒールのコバにしっかりと付けられて
いるかチェックしてください。
レバータブの上からストラップをしっかりと締め
てください。
5B. スペアロック ビンディング
システム
他のシステムとは違い、かかとを先にセットし、つ
ま先を後で付けます。
ストラップによる固定: 正しく調節しクランポンの
ストラップをしっかり締めることによりブーツへ確
実に固定できます。
5C. レバーロック ビンディング
システム
アジャストメントホイールを使い、ヒールベイルレ
バーの高さを調整してください。
クランポンをブーツにしっかりとつけるには少々
の力を要します。
ストラップの取り付けを忘れないで下さい。
スキーのビンディングを緩める時の様に、アック
スやポールの先端を使いヒールベイルレバーを
緩めてください。
5D. フレックスロック ビンディング シス
テム
ストラップによる固定: 正しく調節しクランポンの
ストラップをしっかり締めることによりブーツへ確
実に固定できます。
図6. アンチスノーシステムの装着
安全のためのアンチスノーは、ポイント間に雪が
付着するのを防ぎ、スリップや滑落などの事故の
リスクを軽減します。
注意: アンチスノーを装着した場合でも、クラン
ポンの裏面に雪が付着することに対して常に注
意する必要があります。
持ち運びについて
注意: ポイントによる他の道具への損傷を防ぐ
ため、保管用のバッグ を使用することをお勧め
します
一般注意事項
耐用年数 / 廃棄基準
ペツルのプラスチック製品及び繊維製品の耐用
年数は、製造日から数えて最長10年です。 金属
製品には特に設けていません。
注意:極めて異例な状況においては、1回の使用
で損傷が生じ、その後使用不可能になる場合が
あります(劣悪な使用環境、鋭利な角との接触、
極端な高/低温下での使用や保管、化学薬品と
の接触等)
以下のいずれかに該当する製品は以後使用しな
いで下さい:
- プラスチック製品または繊維製品で、製造日か
ら10年以上経過した
- 大きな墜落を止めた場合や、非常に大きな荷重
がかかった
- 点検において使用不可と判断された。 製品の状
態に疑問がある
- 完全な使用履歴が分からない
- 該当する規格や法律の変更、新しい技術の発
達、また新しい製品との併用に適さない等の理由
で、使用には適さないと判断された
使用しなくなった製品は、以後使用されることを避けるため廃棄して下さい。
製品の点検
毎回の使用前の点検に加え、定期的にPPEに関
する十分な知識を持つ人物による綿密な点検を
行う必要があります。 綿密な点検を行う頻度は、
使用の頻度と程度、目的により異なります。また、
法令による規定がある場合はそれに従わなけれ
ばなりません。 ペツルは、少なくとも12ヶ月ごとに
綿密な点検を行うことをお勧めします。
トレーサビリティ(追跡可能性)を維持するため、
製品に付いているタグを切り取ったり、マーキン
グを消したりしないで下さい。
点検記録に含める内容:用具の種類、モデル、製
造者または販売元の名前と連絡先、製造番号、認
識番号、製造日、購入日、初めて使用した時の日
付、次回点検予定日、注意点、コメント、点検者及
びユーザーの名前と署名。
点検記録の見本はwww.petzl.fr/ppeまたはPetzl
PPE CD-ROMでご覧いただけます。
持ち運びと保管
紫外線、化学薬品、高/低温等を避け、湿気の少な
い場所で保管して下さい。必要に応じて洗浄し、
直射日光を避けて乾燥させて下さい。
改造と修理
ペツルの施設外での製品の改造および修理を禁
じます(パーツ交換は除く)。
3年保証
原材料及び製造過程における全ての欠陥に対し
て適用されます。 以下の場合は保証の対象外と
します:通常の磨耗や傷、酸化、改造や改変、不
適切な保管方法、メンテナンスの不足、事故また
は過失による損傷、不適切または誤った使用方
法による故障
責任
ペツル及びペツル総輸入販売元である株式会社
アルテリアは、製品の使用から生じた直接的、間
接的、偶発的結果またはその他のいかなる損害
に対し、一切の責任を負いかねます。