Enerpac GBJ-Series User Manual
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5.2 荷物の持ち上げ
1. ポンプハンドルの方形端を使用する前に、逃がし弁のス
テムを時計方向に回して弁を完全に閉じます。
注意:逃がし弁を閉じるときは、損傷を避けるため、
力をかけすぎないでください。
2. 適正な持ち上げ部分の下でジャッキを位置決めします。
ジャッキの運搬および位置決めについては、8.0節を参照
してください。
3. ポンプハンドルをハンドルソケットに取り付けます。ハ
ンドルセグメントの長さと数は、ジャッキのモデルによって
異なります。
注意:モデルGBJ-100には、ポンプが2個付いています。
この
ジャッキモデルでは、ポンプハンドルを低圧ポンプのソケ
ットに差し込みんでください。
4. ポンプハンドルを操作して、サドルと荷物をしっかり接
触させます。延長スクリュー付きのモデルでは、必要に応じ
てスクリューの高さを調整します。荷物は、ジャッキサドル
の中心に対して垂直に接するよ
うにしてください。
警告:持ち上げ中は、荷
物の傾き角度が6度を
超えないようにしてくだ
さい。図4を参照してください。
5.0 操作
5.1 ジャッキを使用する前に
1. 使用前に、ジャッキの状態を点検してください。ジャッキ
が損傷している、部品が欠落している、またはオイルが
漏れている場合は使用しないでください。点検項目の詳
細リストについては、6.3節を参照してください。
2. ポンプリンケージおよびピボットピンは、潤滑オイルで
潤滑します。潤滑箇所については、6.4節を参照してくだ
さい。
3. オイル充填/空気抜きプラグを外して、オイルレベルを確
かめます。オイルの使用およびその他の情報について
は、6.1節を参照してください。
4. ポンプ ハンドル の 方 形 端を
使用する前に、逃がし弁のス
テムを反時計方向に回して弁
を開きます(2回以上回さない
でください)。図3を参照してく
ださい。
5. ポンプハンドルをハンドルソ
ケットに取り付けます。ハンド
ルを6∼8回ストロークさせま
す。
これにより、持ち上げ前に、
ポンプ内の部品の潤滑が補助されます。
注意:負荷状態でポンプ操作中にラムの上昇が不規則また
は「すかすかした」感じがする場合、空気抜き手順を行って
ください。6.2節を参照してください。
図2 ‒ 外観および部品名
部品番号:
1. サドル(GBJ-002Lを除く
すべて)
2. ラム
3. オイル充填/空気抜き
プラグ
4. ハンドルソケット
5. ポンプ(GBJ-100を除く
すべて)
6. 逃がし弁
7. ポンプハンドル
8. 低圧ポンプ(GBJ-100のみ)
9. 高圧ポンプ(GBJ-100のみ)
10. 圧力計(GBJ-100のみ)
11. 手持ちハンドル(GBJ-020
∼GBJ-100のみ)
モデ GBJ-002 - GBJ-050
図3 - 逃し弁
モデル GBJ-100
GBJ-002L
のみ
図4 - 荷物の傾き
最大6º
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