Enerpac ZA4T-Series User Manual
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6. 「ON/ADV」ボタンをもう一度押し下げ、前進回路の圧力設定を再
点検します。圧力計に目的の圧力が示されていることを確認し
ます。
7. 目的の圧力設定が得られた後、
リリーフ弁の固定ナットを締め付
けます。
6.0
メンテナンス
漏れや損傷が発生していないか、
システムの部品すべてを頻繁に検
査します。損傷した部品は修理または交換します。
6.1
オイルレベルの確認
始動前にオイルレベルを確認し、必要であれば注入口のキャップを
外してオイルを追加します。オイルタンクにオイルを追加する前に、
油圧レンチが完全に後退していることを常に確認してください。図2
を参照
6.2
オイルの交換とオイルタンクの洗浄
Enerpac HF
オイルは、鮮やかな青色をしています。ポンプのオイル
と新品のEnerpacオイルの状態を比較することにより、オイルの汚
染状態を頻繁に確認します。一般的に、250時間毎、
または汚れた環
境で使用している場合はこれより短い期間で、オイルタンクからオイ
ルを完全に抜いて洗浄します。
注意:この手順を行うには、ポンプをオイルタンクから取り外す必要
があります。汚れていない作業台で洗浄を行い、使用済みのオイル
は地域の規則に従って処分します。
1.
オイルタンクのカバープレートを固定している13本のボルトを
外して、ポンプユニットをオイルタンクから取り外します。
フィル
タスクリーンを損傷しないように注意します。
2.
すべてのオイルをオイルタンクから抜き取ります。
3.
オイルタンクとオイルタンクのマグネットを適切な洗浄剤で完
全に洗浄します。
4.
ピックアップフィルタスクリーンを取り外して洗浄します。
(損傷
を避けるために、スクリーンや吸入口の底を引っ張らないでく
ださい)スクリーンを溶剤と柔らかいブラシを使って洗浄しま
す。元に戻します。
5.
ポンプとオイルタンクをもう一度組み立て、新しいオイルタンク
ガスケットを取り付けます。
6.
オイルタンクに新しいEnerpac油圧油を注入します。
タンクは、
オイルレベルが覗き穴の中央に達したら一杯です(図4参照)
6.3
消音器の清掃
ポンプを長時間使用していると、消音器エレメントに着氷する場合
があり、除去する必要があります。消音器を清掃するには、ねじを緩
めて外し、汚れを除去します。
6.4
エアフィルタールブリケーターの清掃
エアフィルタールブリケーターは、損傷して
いないか頻繁に点検してください。ボウルが
損傷したら、交換します。
フィルターボウルは、フィルター効率を維持
するために、清潔に保つ必要があります。ユ
ニットには自動ドレン機能が搭載されてい
て、約0.21 バール(3 psig)
で開き約0.34 バー
ル(5 psig)
で閉じるようになっています。
フィルターエレメントに目に見える汚れや結
露がある場合や、圧力が著しく低下した場合
には、清掃が必要です。ボウルを取り外して
清掃する前に、ユニットを除圧します。潤滑
油排出(H)は、システムが加圧されていると
きには作動させないでください。オイルが飛び出ます。
注意:フィルターボウルは、家庭用石けんでしか洗ってはなりませ
ん。
7.0
トラブルシューティング(トラブルシューティングガイドを参照)
資格を持った油圧技術者だけが、ポンプまたはシステム部品の整備
を行ってください。システムの障害は、ポンプの不調が原因の場合
とそれ以外の原因による場合があります。問題の原因を特定するに
は、あらゆる点検手順でシステム全体を点検する必要があります。点
検修理については、お近くの正規Enerpacサービスセンターにご連
絡ください。
図 13
トラブルシューティングガイド
問題
考えられる原因
処置
ポンプが始動しない
空気の供給が遮断されているか配管が詰
まっている
詳細はセクション
5.0
「運転」を参照してくだ
さい
負荷がかかるとモーターが停止する
エア圧が低い
消音器が詰まっている、空気が汚れている
セクション4.8を参照してください。
負荷を減らすかシリンダの容量を増加さ
せる
油圧カプラーが完全に接続されているか
確認する
ポンプで加圧できない。
または最高圧力に
達しない
オイルのレベルが低い
逃し弁の設定が低過ぎる
外部システムで漏れが発生している
ポンプ内部で漏れが発生している
バルブ内部で漏れが発生している
システム部品内で漏れが発生している
セクション
4.4
を参照してオイルを補充する
セクション
5.4
を参照して調節する
点検して、修理または交換を行う
正規サービスセンターに問い合わせる
正規サービスセンターに問い合わせる
正規サービスセンターに問い合わせる
レンチが後退しない。
バルブの動作不良が発生している
リターンの流れが妨げられているか、遮断
されている
正規サービスセンターに問い合わせる
カプラーが完全に接続されているか確認
する
オイル流量が少ない
空気の供給量が不足している
エアフィルターが汚れている
入口フィルターが詰まっている
セクション
4.3
セクション
6.4
セクション
6.4