使用上の注意 – Tomei Powered VALVE SPRINGS User Manual
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使用上の注意
■ 本品は自動車競技という特殊用途に用いるため、取付は特別の訓練を受けた整備士が、設備の整った作業場で
実施してください。
■ 取り付けの際は、適切な工具と保護具を使用しないとけがにつながり危険です。
■ バルブスプリングの取り付けに伴う、エンジンの分解組立、および点検方法は各自動車メーカーの発行する
整備要領書を参照してください。
■ カムシャフトのリフトに応じた、適切なスプリングを使用してください。
■ 組付前に必ず洗浄し、ゴミや、識別ペイントが洗い落とせるものは落としてください。
■ 定められたバルブリフト量(リフト長)よりも大きい入力を与えないでください。過度な入力がかかるとスプリング
全長が変化します。
■ バルブスプリングの負担を低減し、耐久性と回転余裕を確保するため、TOMEIカムシャフトの使用を推奨します。
Gコントロール機能が無いカムは、カム開度とリフト量の組み合わせによって、バルブスプリングに著しい負担を
かけるので注意が必要です。
■ 使用するバルブスプリングの種類より、取り付け時に注意が必要なものがあります。
【不等ピッチスプリングの場合】
ピッチが密の方を下にして取り付けてください。
※4G63用には識別色がついていません。ピッチが密の方を下にして取り付けてください。
等ピッチ (P1=P2)
不等ピッチ (P1>P2)
【ダブルスプリングの場合】
インナースプリングシートを先に入れてからステムシールを取り付けてください。
【RB26DETT用 Bタイプ/Cタイプの場合】
RB26DETT用BタイプおよびCタイプは、同梱の専用リテーナーを使用する事を前提として設計されています。
また装着には、ベース円φ30のカムシャフトおよびTOMEI バルブリフターを併用してください。
【SR20用 Bタイプ(ダブルスプリング)の場合】
インナースプリングシートを先に入れてからステムシールを取り付けてください。
SR20用 Bタイプに使用するリテーナーは
STD品と形状が異なる為、チューニングの
仕様によってはロッカーアームとリテーナー
が干渉する場合 があります。
ロッカーアーム先端とリテーナーのクリア
ランス(1mm程度)が確保できない場合は、
左図のようにロッカーアームを切削してくだ
さい。
※切削は使用するロッカーアーム全てに行ってください。
※切削箇所はシム側、ガイド側ともに行ってください。
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P1
P2
P2
P1
上
下
P小
P大
約0.5mm
2~3mm