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カムクリアランスの調整 – Tomei Powered SOLID PIVOTS User Manual

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カムクリアランスの調整

STDのラッシュアジャスターを取り外し、ソリッドピボットへ
交換する為のカムクリアランス算出作業を実施する。

なお、作業はIN、EX各側づつ行う。

カムシャフト、ラッシュアジャスターからソリッドピボット
の入れ替え、およびローラーロッカーの脱着は整備要
領書に従って行うこと。

ローラーロッカーのベアリングのガタを確認してください
ガタが多い場合は新品への交換が必要です。
そのまま使用すると適正なクリアランスの
調整ができません。

作業は常温(油温10~40℃)で行ってください。

(1) ソリッドピボットを左図A、Bのように分解し、間に付属の

  テストシム(t=2.600)を挟んで組み付ける。

(2) 調整する気筒のカムシャフトを左図のように
   ローラーロッカーと真円上で接する位置に回転させる。

(3) カムクリアランスの測定

シックネスゲージを2枚重ねてカムシャフトと
ローラーロッカーとの間に、中央かつ水平に挿入させ
カムクリアランスを測定する。

シックネスゲージはJIS 150A25(特級)を使用してください。

カムクリアランス=ゲージ①+ゲージ②

ゲージ①、②を使用し測定する理由

・構造上ゲージが測定面に平行に入らない

注:厚いゲージは剛性が高く、曲がらない
注:薄いゲージを3枚以上重ねると誤差が増す

必ず中央の位置で測定を行ってください。

インテーク側 8か所

エキゾースト側 8か所

A

テストシム

B

真円上であること

テストシムを

組み込んだ

ソリッドピボット

カムとロッカーの間に

水平かつ中央にさしこむ

ゲージは

2枚