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バリ取り、r仕上げ, ピストンリング合い口調整、測定, パーツの組み付け – Tomei Powered EJ22KIT/FORGED CRANKSHAFT User Manual

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2.バリ取り、R仕上げ

キット内のピストンを使用する場合、ピストン角部、スカート下端については#400程度のサンドペーパーで面取り、
R仕上げ、バリ取りを実施してください。

3.ピストンリング合い口調整、測定

キット内のピストンを使用する場合下記の調整、測定を行ってください。

① ピストンを利用して、リングをシリンダーの中間位置まで挿入し
  シックネスゲージで合口の測定を実施します。

② 合口寸法を規定値と比較し、規定値より狭い場合は、
  ダイヤモンドヤスリを用いて規定値まで合口を広げます。

注意

ピストンリングの合口は、必ず規定値に調整してください。合口が狭いとエンジン運転時にピストンリングの
合口が当たり、シリンダーを削ってしまう為エンジンを破損します。

規定値

(mm)

トップリング

セカンドリング

オイルリング

0.15~0.25
0.35~0.45
0.15~0.70

規定値

R 0.3

約50mm

シックネスゲージ

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4.パーツの組み付け

基本となる組み付け作業は富士重工業の発行する整備要領書に従って作業を行ってください。
また、当社H断面コンロッドを使用される場合は、同梱された「H断面コンロッド取扱説明書」を参照してください。

(1)フロントマークの確認
   ピストンのフロントマークがフロント側になるよう、向きには
   十分注意し、組み付けを行ってください。

注意
ピストンの方向を誤ると、本来の性能を発揮できないばかりか
エンジンを破損する原因となる場合があります。

(2)ピストンリングの確認
キット内のピストンを使用する際、ピストンリングの取り付けにおいて下記の点を注意してください。

① リングの上下面

② ピストンの合口

リングの打刻マーク側を上にしてください。

[TOMEIピストンの場合]

フロントマーク

トップリング

セカンドリング

打刻マーク

オイルリングの
サイドレール下

トップリングおよび

オイルリングのエキスパンダ

フロント

セカンドリング

オイルリングの
サイドレール上

セカンドリング

オイルリングの
サイドレール上

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