Enerpac TQ-700E User Manual
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各部:
1. ゲージブラケット
2. ゲージ
3. フランジブラケット
4. トルクオーバーレイ
5. ゲージシールド
6. 蝶ネジ
図9 ゲージオーバーレイ
5.6 圧力(トルク)設定
トルクレンチに対する前進圧力を制限するには、以下の手順に従っ
て圧力設定を調整します。 図10を参照してください。
警告: ポンプの圧力設定の調整この調整は、
トルクレンチ
をナットやボルトのヘッド部に対して使用する前に行って
ください。 ポンプ圧力は、用途に必要なトルクを与えるの
に要求される圧力を超えないように設定してください。 必要なトルク
を超えると、装置破損や重大な人身傷害の原因となります。
1. バルブマニホールド
「A」
と
「R」ポートからホースを外します。 金属
保護キャップを継手に取り付けます。
2. 逃がし弁の固定ナットを緩めます。
3. 必要に応じて、調整ノブを反時計方向に回して、予期せぬ圧力ガ
生じるのを防ぎます。
4. ペンダントの「ON/ADV」ボタンを押し下げます。 モーターが始動
して、Aポートの前進サーキットで圧力が立ち上がります。
5 ペンダントの「ON/ADV」ボタンを押し下げたまま、圧力設定を上
げるには時計方向、下げるには反時計方向に調整ノブをゆっくり
回します。
+
-
固定ナ
ット
調整ノブ
降圧
昇圧
上面図
図10 圧力設定の調整
6.
ペンダントの「ON/ADV」ボタンを放すと、
システムの圧力がRポ
ートの後退設定に戻ります。 モーターは作動し続けます。
7
. ペンダントの「ON/ADV」ボタンをもう一度押し下げて、前進サーキ
ットの圧力設定を再点検します。 圧力計に必要な圧力が表示さ
れていることを確認します。
8
. 必要な圧力設定が得られた後、逃がし弁の固定ナットを締め付け
ます。
5.7 サーキットブレーカー
図11 サーキットブレーカー
押しボタン式のサーキットブレー
カーは、ポンプの配電ボックスに
あります。
図11を参照してください。過負
荷の場合、サーキットブレーカー
がトリップして切れます。
過負荷の原因を調べて修正してか
ら、サーキットブレーカーボタン
を押してリセットしてください。
6.0 メンテナンス
システムのすべての部品を頻繁に検査して、漏れや損傷がないこと
を確認してください。 損傷した部品は、修理または交換してください。
電源コードなど電気部品の修理や交換は、必ず資格を持つ電気技術
者が地域および国の規則に従って行ってください。
警告: メンテナンスや修理を行なう前に、ポンプを電源か
ら切り離してください。
6.1 オイル交換とタンク洗浄
Enerpac HF オイルは、鮮明な青色です。 ポンプのオイルと新品の
Enerpacオイルの状態を比べて、オイルの汚れ具合を頻繁に確認し
てください。 一般的に、250時間毎、
または汚れやすい環境で使用し
ている場合は、
さらに頻繁にタンクからオイルを完全に抜いて洗浄し
てください。
注: この手順では、ポンプをタンクから取り外す必要があります。 汚れ
ていないきれいな作業台で洗浄して、使用済みのオイルは地域の規
則に従って処分してください。
以下の手順に従って、
オイルを交換してタンクを洗浄します。 部品の
識別および分解/再組み立てについては、ポンプ修理部品シートを
参照してください。
1. ポンプの電源コードを電源コンセントから外します。
2. ドレンプラグを外し、
タンクからすべてのオイルを適当な容器に
排出します。 ドレンプラグを清掃して再取り付けします。
3. ロールケージから左右両側のパネルを取り外します。
4. 圧力計の配管を外します。
注: 以下の手順の最中に、
オイルが取り外したホースから流れ出す
場合があります。 ホースの端の下に適当な容器を置いて、
オイ
ルを排出してください。
5. タンク側のオイル冷却ホースのクランプを緩めます。 ホースを
継手から丁寧に取り外します。
6. ファンからファンケーブルのプラグを外します。 ファンのアース
ネジからアース線(緑色)を外します。
7. ポンプタンクをロールケージに固定しているボルトを外します。
ポンプをロールケージから取り外します。
8. ポンプの電源コードとペンダントケーブルをコード保管ブラケッ
トから取り出します。
9. コード保管ブラケットをポンプカバープレートに固定している2
本のボルトを外します。 ブラケット、
シーリングワッシャ、銅製ワ
ッシャを外します。