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用途について, 各部の名称, 点検のポイント – Petzl METEOR III User Manual

Page 19: ヘルメットの装着及び調節方法, 使用上の注意, 一般注意事項

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A71_METEORIII_A715000D (290110)

(JP)日本語

用途について

- マウンテニアリングやクライミング、またそれらと同様の技術を用いるアクティ

ビティーに使用することができるヘルメット

- サイクリング、スケートボード、ローラースケート用ヘルメット。 CE認証のみ。

- カヌーやカヤック、その他のホワイトウォータースポーツ用ヘルメット。 CE

認証のみ 。

このヘルメットは International Canoe-Kayak Federation によって定義されて

いるクラス5及びクラス6のホワイトウォーターでは使用できません。

ホワイトウォーターでは、このヘルメットはこぶやすり傷、打身などの怪我をし

ないよう頭部を保護する役割をします。

この製品は、本来の用途以外の目的で使用しないでください。

ヘルメットを着用することにより、上記のスポーツにおける危険を大きく減少さ

せますが、完全に回避するものではありません。 大きな衝撃がかかった時、ヘ

ルメットは破壊点に至るまで変形し、可能な限り衝撃を吸収します。

警告

この製品を使用する高所での活動には危険が伴います。

ユーザー各自が自身の行為、判断についてその責任を負うこととします。

使用する前に必ず:

- 取扱説明書をよく読み、理解してください

- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください

- この製品の機能とその限界について理解してください

- 高所での活動に伴う危険について理解してください

これらの注意事項を無視または軽視すると、重度の傷害や死につながる場合があ

ります。

責任

警告:使用前に必ず、

「用途について」の欄に記載された使用用途のトレーニン

グを受けてください。

この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、あるいはそれらの人か

ら目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ使用してください。

ユーザーは各自の責任で適切な技術及び確保技術を習得する必要があり

ます。

誤った方法での使用中及び使用後に生ずるいかなる損害、傷害、死亡に関して

もユーザー各自がそのリスクと責任を負うこととします。 各自で責任がとれな

い場合や、その立場にない場合はこの製品を使用しないでください。

各部の名称

(1) シェル (2) ヘッドバンド (3) ヘッドバンド調節クリップ (4) ストラップ前後位

置調節バックル (5) ストラップ調節バックル (6)バイザー取付用ホール (7) ヘッ

ドランプ取り付け用クリップ (8) 記名欄 (9) ヘッドバンドアタッチメント

主な素材:発泡ポリスチレン、ポリカーボネート(シェル)、ポリエステル(スト

ラップ)

点検のポイント

毎回、使用の前にシェルの内側及び外側、ライナーにひび割れや変形等がない

ことを確認してください。ストラップとその縫製部分及びヘッドバンドとシェル

の接続部分に損傷がないこと確認してください。また、ヘッドバンドの各調節機

能、ストラップ及びバックルが正しく機能することを確認してください。

注意:大きな衝撃を受けた後は、目視では確認できない内部に生じた損傷によ

り、ヘルメットの保護機能が低下する場合があります。 大きな衝撃を受けた後

は、製品を廃棄してください。

各PPE(個人保護用具)の点検方法の詳細についてはペツルのウェブサイト

(www.petzl.com/ppe)を参照ください。

もしこの器具の状態に関する疑問があれば、(株)アルテリア(TEL:04-2969-

1717)にご相談ください。

ヘルメットの装着及び調節方法

図1.ヘッドバンド

- ヘルメットを被り、2箇所のヘッドバンド調節クリップ(3)を動かしてヘッドバ

ンドのサイズを調節してください

ヘッドバンドの後部は、ストラップに沿ってスライドさせることで、高さを調節

できます。

ヘルメットが頭の上で動かないようにフィットさせてください。 調節がうまくで

きていないと、保護機能が充分働きません。

図2.ストラップ

- ストラップ前後位置調節バックル(5)が耳の下に来るように調節します。 ス

トラップを前後に調節するには、ストラップ前後位置調節バックルをスライド

させます。

- ストラップのバックルを閉めます。 ストラップを不快に感じない程度にしっか

りと締めてください。 ストラップを適切に調節することにより、ヘルメットが不

意に外れる危険性を減少させることができます。

機能の確認

ヘルメットがフィットし、頭の中央にきていることを確認してください。 調節が

適切(前後左右へのずれが最小限)であるほど、ヘルメットはその保護機能を

発揮することができます。 必ずストラップ、あご紐、ヘッドバンドが正しく調節さ

れていることを確認してください。

適切にフィットさせることができない場合、この製品は使用しないで下さい。 他

のモデルや違うサイズのものを選択して下さい。

使用上の注意

- 警告:このヘルメットは軽量性を重視したデザインであるため、不適切な取扱

いによる損傷を受けやすくなっています。 ヘルメットの上に座る、ザックの中に

無理に詰め込む、落とす、尖ったものと接触させる等しないようにしてください。

高温にさらされることがないようにしてください。

(直射日光があたる状態で車

内に放置する等)

- ステッカー、マーカー、ペイント等は、内部に含まれる物質によりヘルメットに

ダメージを与え、保護機能を低下させる場合があります。 ステッカーを貼る、ま

たはマーカー、ペイント等をする前に、それらがポリスチレンやポリカーボネー

トにダメージを与えないことを確認してください。

- 化学薬品、特に溶剤はヘルメットに悪影響を及ぼしヘルメットの保護機能

を低下させます。 ヘルメットがこれらの物質と接触しないように保護してく

ださい。

一般注意事項

耐用年数 / 廃棄基準

ペツルのプラスチック製品及び繊維製品の耐用年数は、製造日から数えて最長

10年です。 金属製品には特に設けていません。

注意:極めて異例な状況においては、1回の使用で損傷が生じ、その後使用不

可能になる場合があります(劣悪な使用環境、鋭利な角との接触、極端な高/低

温下での使用や保管、化学薬品との接触等)。

以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください:

- プラスチック製品または繊維製品で、製造日から10年以上経過した

- 大きな墜落を止めた、あるいは非常に大きな荷重がかかった

- 点検において使用不可と判断された。 製品の状態に疑問がある

- 完全な使用履歴が分からない

- 該当する規格や法律の変更、新しい技術の発達、また新しい製品との併用に

適さない等の理由で、使用には適さないと判断された

使用しなくなった製品は、以後使用されることを避けるため廃棄してください。

製品の点検

毎回の使用前の点検に加え、定期的にPPEに関する十分な知識を持つ人物に

よる綿密な点検を行う必要があります。 綿密な点検を行う頻度は、使用の頻度

と程度、目的により異なります。また、法令による規定がある場合はそれに従わ

なければなりません。 ペツルは、少なくとも12ヶ月ごとに綿密な点検を行うこ

とをお勧めします。

トレーサビリティ(追跡可能性)を維持するため、製品に付いているタグを切り

取ったり、マーキングを消したりしないでください。

点検記録に含める内容:用具の種類、モデル、製造者または販売元の名前と連

絡先、製造番号、認識番号、製造日、購入日、初めて使用した時の日付、次回点検

予定日、注意点、コメント、点検者及びユーザーの名前と署名。

詳しい点検記録の見本はwww.petzl.com/ppeを参照下さい。

持ち運びと保管

紫外線、化学薬品、高/低温等を避け、湿気の少ない場所で保管してください。

必要に応じて洗浄し、直射日光を避けて乾燥させてください。

改造と修理

ペツルの施設外での製品の改造および修理を禁じます(パーツ交換は除く)。

3年保証

原材料及び製造過程における全ての欠陥に対して適用されます。 以下の場合

は保証の対象外とします:通常の磨耗や傷、酸化、改造や改変、不適切な保管

方法、メンテナンスの不足、事故または過失による損傷、不適切または誤った

使用方法による故障

責任

ペツル及びペツル総輸入販売元である株式会社アルテリアは、製品の使用か

ら生じた直接的、間接的、偶発的結果またはその他のいかなる損害に対し、一

切の責任を負いかねます。