逃し弁の調整 – Enerpac VM43 User Manual
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注意: パイプシール材を管のネ
ジ切山に使用する場合、シール
材を伸ばし、緩んで油圧システム
内に漏れる可能性のあるフィッティング
の先端には適用しないでください。
4.
制御ステーションを接続します。
5.
必要に応じて、適切なポートに圧力計
を取り付けます。圧力はシステム要件
に応じて、「GP」ポート、「GB」ポート、
「GA」ポート、
または任意の組み合わせ
ボートで監視できます。
6.
モーターを指定された電源コンセント
に接続します。
7.
ポンプモーターを始動します。バルブ
は自動的に
NEUTRAL/HOLD
位置に移動
します。
5.0
操作
1. 負荷を上げるには、制御ステーション
の「
UP
」矢印ボタンを押します。
2. 負荷を維持するには、制御ステーショ
ンから指を離します。
3. 負荷を下げるには、制御ステーション
の「
DOWN
」矢印ボタンを押します。(注:
モーターを停止しないでください。)
5.1
逃し弁の調整
Zクラスのポンプにはユーザーによる調整
が可能な逃し弁が1つ装備されています(図
1を参照)。
これは次のように調整できます。
図
1
逃し弁本体(逃し弁本体を回さ
ないでください)
ロックナット
取り付けネジ
1.
ポンプにゲージを取り付けます。ユニッ
トにオプションの圧力トランスデュー
サが装備されている場合、
「SET PRES」
バルブが逃し弁に必要な設定よりも高
いか、Autoモードがオフになっている
ことを確認します。
2.
ポンプを始動し、オイルを温めます。
3
.
取り付けネジのロックナットを緩めま
す。
4
.
バルブを動かし、システム内に圧力を
生じさせます。アレンレンチを使用し
て、取り付けネジを反時計回りに回して
圧力を下げるか、時計回りに回して圧
力を上げます。
注: 正確に設定するには、最終設定よ
り低い設定点に圧力を下げ、最終設定
に達するまで徐々に上げます。
5. 必要な圧力が設定されたら、
ロックナッ
トを締めます。
6
.
バルブをニュートラル位置に動かし、
シ
ステム圧を0気圧に戻します。
7
.
バルブを動かしシステムを加圧して、最
終的な圧力設定を再確認します。
6.0
トラブルシューティング
1.
.システム内に圧力が生じない場合、ポ
ンプの逃し弁を確認し、設定が正しい
か調べます(ポンプ修理シートを参照)。
すべてのホース接続箇所を確認し、固
定します。
この後問題が修正されない
場合、
シリンダとホースをバルブから取
り外します。次にバルブポート
「A」に直
接700気圧ゲージを配置し、バルブを
ADV位置に設定します。圧力が生じな
い場合、ユニットをお近くのエナパック
正規サービスセンターにお持ちくださ
い。圧力が生じる場合、シリンダ、ホー
ス、またはカプラのいずれかに問題が
あります。
2
詳細な「トラブルシューティング」につ
いては、修理部品シートL2600を参照し
てください。
7.0
保守
1
.
すべての油圧接続が締まっているか定
期的に点検します。接続箇所が緩んで
いる、
または漏れがあると、誤動作が生
じたり、全体的な損失につながります。
故障部品は迅速に交換するか修理して
ください。
2
.システム内の作動油レベルを定期的
に点検します。詳細なデータについて
は、オイル充填の手順を参照してくだ
さい。
3
.
作動油は、250 300時間の稼働ごとに
交換してください。埃の多い、汚れた場
所では、オイル交換の間隔を短くする
必要があります。