取り付け – Tomei Powered STRENGTHENED 4AG FLYWHEEL BOLTS User Manual
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注
意
■本品は自動車競技専用です。サーキットや公道から閉鎖されたコース内に限って使用してください。
■一般公道で使用すると車両本来の安全性が失われ危険です。また、法律で罰せられます。
■自動車競技という特殊用途に用いる為、取り付けは特別の訓練を受けた整備士が、
設備の整った作業場で実施してください。
■取り付けの際は、適正な工具と保護具を使用しないとけがにつながり危険です。
■必ず各自動車メーカーの発行する整備要領書の指示に従い脱着を行ってください。
■指定したエンジン以外への取り付けはできません。指定したエンジン以外に取り付けると各部が適合せず、
本品、およびエンジン本体を破損します。
■本品は高回転、高出力に対応する強度を十分確保していますが、本品、および他の部品に関わる負荷は、
エンジンの運転条件や各部品の組み付け、調整状態により変化します。
性能の追求については綿密な計画と、精度の高い組み付け調整を行ってください。
■作業はエンジンが冷えている状態で行ってください。エンジンが熱い状態で作業を行うとやけどの恐れがあります。
■部品の脱着の際には無理に力を加えないでください。部品を破損する恐れがあります。
■各ボルトはトルクレンチを用いて、指定されたトルクで締め付けてください。トルクを守らないとボルトが緩んだり
破損する恐れがあります。
■締め付け角度で指示がある箇所はアングルゲージを用いて厳密に計測してください。
トルク法への置き換えは絶対に行うことはできません。トルク法を用いると設計値の締め付け軸力が
正確に行えないため、不具合が発生しエンジン本体の破損につながります。
取り付け
(1) フライホイールボルト穴のバリ取り、面取りが行われており、ボルトがスムーズに入ることを確認してください。
注
意
■フライホイールのボルト座面の厚みを測定し、フライホイールボルトが底突きしないことを確認してください。
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■フライホイールのボルト座面の厚みを測定し、フライホイールボルトが底突きしないことを確認してください。
■底突きする場合は、ボルトを研磨する等の加工を実施してください。
(2) 装着には必ず下図の部分にグリス類を塗布してください。締め付けトルクは次の通りです。
【ロックタイト(高強度タイプ)を塗布する場合】
ボルト締め付けトルク:115Nm(11.7kgfm)
【ARPモリブデングリスを塗布する場合】
ボルト締め付けトルク:79Nm(8kgfm)
【オイル(30W相当)を塗布する場合】
ボルト締め付けトルク:115Nm(11.7kgfm)
注
意
■当製品はボルトのみで締め付ける事を前提で設計されています。
ワッシャーと併用して使用するといったことは絶対におやめください。
■一度使用したボルトは再使用できません。必ず新品に交換してください。
座面部周辺
ネジ部
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