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Enerpac VM32 User Manual

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使用してさらに安定性を確保してください。

シリンダは、

ベースやその他の支持物を取り付ける際に、溶接したり
変形させないでください。

荷物が直接シリンダプランジャ上の中
心置かれない状態は避けてください。
偏心荷重は、

シリンダとプランジャに相

当なひずみを与えます。

また、荷重が滑ったり落下

して、危険な状況を引き起こす恐れがあります。

荷物はサドル全面に渡って均等に配置

してください。

プランジャを保護するた

め、必ずサドルを使用してください。

重要:資格を持った油圧技術者以外は、

ポンプあるいはシステム構成品の点検
修理を行わないでください。点検修理に

ついてはお近くの正規エナパックサービスセンタ
ーにご連絡ください。保証を受けるためには、必
ずエナパックオイルを使用してください。

警告:摩耗したり損傷した部品は、直ちに
エナパックの純正部品と交換してくださ
い。市販の標準部品は、破損して人身事故

や器物破損の原因となる場合があります。エナパ

ック製の部品は、高荷重に適合および耐えるよう

に設計製造されています。

3. ポンプを始動する前に、バルブのハンドルを

上から見て反時計回りに回し、タンク配管に
接続しているバルブを開にします。

これでポン

プを運転することができますが、圧力は発生

しません。

4. 圧力を発生させるためには、バルブがこれ以

上閉まらないところまでハンドルを時計回り
に回します。これでポンプは圧力を発生しま
す。ハンドルを反時計回りに回すと、圧力や負
荷を解放します。適正な圧力・負荷は回す角

度によって加減します。

注:EnerpacのVM22および VM32 バルブは、
使用者が設定できる一体型の 逃し弁が付い

ています。

この逃し弁は工場出荷時に10,000

psi [700 bar]に設定されています。

このバルブ

を調整する場合、まず低ナットを緩めます。次
に、装置の圧力を上げる場合は時計回りに、
下げるときは反時計回りに設定ネジを回しま
す。調整が終わったら、低ナットとともに設定
ネジを正しく固定します。

5.0 トラブルシューティング

1. システムで圧力が生じない場合、制御バルブ

やポンプの逃し弁を点検し、設定が正しいか
調べます(ポンプ修理シートもしくはバルブ
修理シートを参照)。すべてのホースの接続
箇所を点検し、固定します。不具合が修正さ
れない場合、シリンダとホースをバルブから
取り外します。次にポートAに圧力計を配置

し、バルブを時計回りに回します。圧力が生じ

ない場合、ユニットをお近くのエナパック正
規サービスセンターにお持ちください。圧力
が生じる場合、シリンダ、ホース、カプラのい
ずれかに問題があります。

2. シリンダが圧力を生じない場合、バルブシー

トが摩耗しています。サービスセンターで交

換してください。

3. VM22は圧力ポートと同じラインにチェックバ

ルブがあります。

このチェックバルブはポンプ

の電源が切れた後もAポートの圧力を保持し

ます。ポンプが正しく動作しバルブが閉まって

いれば、ポンプを寸動させてAポートの圧力
を保持することができます。