Enerpac HPT-Series User Manual
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加圧された油圧装置の周辺で作業する場合、必ず眼の保護具、
グ
ローブ、
ブーツを着用してください。
現場での作業時には作業区域をロープ
で囲み、作業に関係がない必要人員以外
は作業区域に近寄らないでください。
高圧を伴う手順を開始する前に、すべて
の人員が高圧油圧装置が加圧し始めるこ
とを事前に知っていなければなりません。
油圧ナットまたはテンショナのネジ部分
がスタッドに完全にねじ込まれていること
およびネジのかみ合わせが十分であることを確認してください。
油圧ナットまたはテンショナの最大作動圧力を絶対に超えないよ
うにしてください。
油圧ナットまたはテンショナの最大許容ラム移動範囲(ストロー
ク)を超えないようにしてください。
油圧ナットまたはテンショナの加圧前に、必ずピストンを完全に戻
してください。
油圧ナットまたはテンショナの加圧/減
圧中はボルト軸の線上に立たないでくだ
さい。ボルトに故障が生じた場合、緩んだ
り破損した部品が飛び出して、重傷や死亡
事故の原因となります。常にすべての人員
がこの危険性に注意を払わなければなり
ません。
加圧されている油圧ナットおよびテンショナには、絶対に必要な
場合かつ圧力が安定しているときにのみ近づくことができます。ポ
ンプの圧力計は、監視し続けてください。
取り外したオスのカプラの後ろ側
は加圧しないでください。加圧中にカ
プラが故障した場合、重大な人身傷
害の原因となります。
高圧油圧装置は、誤用すると極め
て危険です。高圧時に油漏れが見つ
かった場合は離れてください。高圧状
態の装置からの液体噴出は、皮膚を貫
通することがあり、血液中毒の原因となります。
このような事態が発
生した場合、直ちに治療を受けてください。.
システムが加圧されているときは、修理を
行わないでください。
どのような修理でも、
システムの圧力計がゼロ(0)PSI/BARを指し
ていることを事前に確認してください。
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加圧中の油圧カプラを外さないでください。
油圧ホースの曲げは、製造業者指定の最小曲げ半径を超えない
でください。ホースはねじれた状態で使用しないでください。
システムを加圧する前に、すべての油圧ホースのアセンブリを慎
重に点検してください。損傷したり、潰れたり、ひどくねじれている部
品は、直ぐに交換してください。
システムの加圧中は注意を怠らないでください。圧力は予想より
も早く上昇することがあります。加圧中は圧力計を監視し続けてくだ
さい。いつでも加圧を即座に停止できる準備を整えてください。
加圧されているシステムは、無人で放置しないでください。その場
を離れなければならない場合、減圧してポンプの逃し弁(タンク還
流)を完全に開いた状態にしてください。
油圧ナットやテンショナなどのボルト締め装置を使用する際は、製
造業者の取扱説明書を読み、理解して指示に従ってください。すべ
ての安全注意事項および危険注記に従ってください。
4.0
仕様
ポンプの仕様については、本書の裏面にある表1を参照してくださ
い。
5.0
操作
1. ビームの下にあるハンドルロックピンを解除します。
2. このポンプは、エア抜きまたはエア抜き以外のポンプとして操作
できます。
タンクのエア抜き/充填キャップを所定の位置に回し
ます。
警告:ポンプハンドルの真上に立たないでください。ポン
プハンドルが「跳ね返る」恐れがあります。身体をポンプハ
ンドルの側面に保ち、ハンドルの力線から離れてください。
3. ノブを左に1回転させて、ポンプ逃し弁を開きます。必要に応じ
て6回またはそれ以上フルストロークさせて、ポンプサーキット
からエアを完全に抜いてポンプを作動させます。
4. タンクのエア抜き/充填キャップを開いて、オイルレベルを確認し
ます。エンドキャップのインジケータマークまで、タンクのオイ
ルを補給します(必ずEnerpacオイルを使用)。一杯にしすぎな
いでください。
注意:HPNおよびHPTシリーズポンプの容量は、2540 cm3[3155 cu.
in] です。
5. ノブを右に回して逃し弁を閉じてください。
注意:逃し弁は手動で閉じるように設計されています。弁を閉じるた
めに工具を使用すると、弁/弁座を損傷する原因となります。
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図1 安全注意事項および圧力上限(ポンプ貼り付け)
モデル
HPT-1500
モデル
HPN-2000