Danteについて, Danteネットワークとの接続方法, スイッチド(デイジーチェーン)接続 – Tascam ML-32D Dante / Analog Converter User Manual
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TASCAM ML-32D / ML-16D
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Danteについて
Danteとは、Audinate社が開発した伝送プロトコルです。
ギガビットイーサネット規格に基づいたネットワークにおいて、多
チャンネル伝送(512ch IN / 512ch OUT)や高精度でのクロッ
ク同期などを可能としています。
Danteの詳細については、Audinate社のウェブサイトをご参照く
ださい。
https://www.audinate.com/
Danteネットワークとの接続方法
本機を設定して使用するには、本機に接続されたイーサネットネッ
トワーク、Dante Controllerが動作するパソコン、および他の
Dante対応機器の設定を行う必要があります。
各端子の接続に使用するLANケーブルについて
カテゴリー 5e以上のSTPケーブルをご使用ください。
クロスオーバー・ケーブル、ストレート・ケーブルのどちらでも使
用できます。
注意
本機は、100Mbpsのイーサネットスイッチングハブには対応
しておりません。必ずギガビットイーサネットに対応したレイ
ヤー 2対応のスイッチングハブを使用してください。
メモ
i
パソコンはIPアドレスを自動設定するように設定してください。
i
パソコンに以前のIPネットワーク設定がアクティブの状態で
残っている場合は、パソコンの再起動を必要とすることがあり
ます。
スイッチド(デイジーチェーン)接続
接続機器の台数が少ない場合や、スイッチングハブを使用しない場
合に、Dante機器を数珠つなぎにする接続する方法です。以下のよ
うに接続します。
スイッチド(デイジーチェーン)接続の例
Mixer
ML-32D /
ML-16D
ML-32D /
ML-16D
メモ
i
スイッチド(デイジーチェーン)接続の場合、
PRIMARY
端子
と
SECONDARY
端子どちらの端子に接続してもかまいません。
i
接続する機器が多くなると、レイテンシーの設定を大きくする
必要があります。
リダンダント(二重化)接続
ライブ環境など録り直しができない状況での録音に対応する場合、
プライマリーとセカンダリーの完全に独立した2つのネットワーク
を使用し、以下のように接続します。
リダンダント(二重化)接続の例
Mixer
ML-32D /
ML-16D
HUB
PC
HUB
Primary
Secondary
ML-32D /
ML-16D
メモ
スイッチド(デイジーチェーン)接続とリダンダント(二重化)
接続の設定は、自動では切り換わりません。Dante Controller
のNetwork Config画面で設定を切り換えてください。
注意
i
プライマリーネットワークとセカンダリーネットワーク同士は、
いかなる場合でも相互接続できません。
i
プライマリーネットワークとセカンダリーネットワークを同一
のスイッチングハブに接続しないでください。
Hub
Primary
Secondary