beautypg.com

Enerpac LW-Series User Manual

Page 55

background image

55

まにしておくと、ホースの内部が損傷して、早期故

障を引き起こします。

ホースの上に重いものを落とさな

でください。強い衝撃によって、
ホース内部のワイヤストランドが損

傷する恐れがあります。損傷しているホースに圧
力をかけると、破裂する恐れがあります。

重要:油圧装置は、ホースやスイベル

カブラを使って持ち上げないでくださ

い。安全に移動させるために、キャリ

ングハンドルやその他の手段を用い

てください。

注意:油圧装置は、火気や熱源か

ら離してください。過熱によって、

パッキンやシールが柔らかくなり、

液漏れが生じます。また、熱によって.ホース材や
パッキンが劣化します。最適な性能を保つには、
装置を65℃(150°

F)以上の温度にさらさないでく

ださい。ホースやシリンダに対する溶接スバッタ
は避けてください。

危険:加圧されているホースには.触れ

ないでください。加圧状態のオイルが
漏れて皮膚に浸透すると、重大な人身

事故の原因となります。オイルが皮膚下にしみ込
んだ場合,すぐに医師の診断を受けてください。

警告:油圧シリンダは、必ず連結システム

で使用してください。カプラを接続してい

ないシリンダは使用しないでください。

リンダは、極度な過荷重を受けると部品が破壊さ

れて重大な人身事故の原因となります。

警告:荷揚げの前に、安定して設置され

ていることを確かめてください。シリンダ

は、荷物の重量に耐えることができる平

面に配置してください。適用できる場合は、シリン

ダベースを使用してさらに安定性を確保してくだ
さい。シリンダは、ベースやその他の支持物を取

り付ける際に、溶接したり変形させないでくださ

い。

荷物が直接シリンダプランジャ上の中

心置かれない状態は避けてください。
偏心荷重は、

シリンダとプランジャに相

当なひずみを与えます。

また、荷重が滑ったり落下

して、危険な状況を引き起こす恐れがあります。

荷物はサドル全面に渡って均等に配置

してください。プランジャを保護するた

め、必ずサドルを使用してください。

重要:資格を持った油圧技術

者 以 外

は、ポンプあるいはシステム構

成 品 の

点検修理を行わないでくださ

い。点検修理についてはお近くの正規エナパック
サービスセンターにご連絡ください。保証を受け

るためには、必ずエナパックオイルを使用してく

ださい。

警告:摩耗したり損傷した部品は、直ちに
エナパックの純正部品と交換してくださ
い。市販の標準部品は、破損して人身事故

や器物破損の原因となる場合があります。エナパ

ック製の部品は、高荷重に適合および耐えるよう

に設計製造されています。

3.0

設置

1.

油圧回路を接続します。スプリングリターン
式の単動リフティングウェッジには、

リリース

バルブ付きまたは3方弁付きのポンプとホ
ース1本を使用します。

重要:すべてのカプラーを手で締め付けま
す。

カプラーの接続が緩いと、ポンプとリフテ

ィングウェッジの間の作動油の流れが妨げ

られます。

2.

作動シリンダから空気を抜くため、

リフティ

ングウェッジのハンドル部分を持ち、

リフト

ジョーを下向きにして、作動シリンダをポン
プより低い位置で保持します。ポンプハンド

ルでポンプ動作を行うことにより、

リフティン

グウェッジを2∼3回、ストロークの端から端

まで作動させます。

注意:リフティングウェッジが前進する際に
内部から空気が排出できるようにするため、
ポンプキャップを緩める必要があります。シ

ステム内部から空気が排出できないと、負

圧が発生してリフティングウェッジが前進し

ません。

4.0

運転

リフティングウェッジを前進または後退させるに

は、油圧ポンプを作動させます。

リフティングウェ

ッジ作動シリンダは、スプリングリターン式の単

動シリンダです。後退時の移動速度は、ホースの
長さと、それ以外の配管内の流れの制限要因によ

って左右されます。

警告:持ち上げられている物品の下に
は、絶対に指や手を入れないでくださ
い。