フロントパネル, リアパネル, セットアップとオペレーション – Lab.gruppen LUCIA 240/2M User Manual
Page 15: Dsp とマトリクスのコンフィギュ レーション

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フロントパネル
フロントパネルの各種インジケーターは、次のステータス表示を行います。
1
STANDBY/ON(スタンバイ/オン)インジケーター - 2 色 LED の発
光色でパワーの状態を示します。橙はスタンバイを、緑はオンを示します。
2
SIGNAL/LIMITER(入力信号検知/リミッター/クリップ)インジ
ケーター - 3 色 LED の発光色で、次の通りチャンネルのステータスを示
します。
緑 - インプットで信号が検知され、チャンネルが正しく動作しているこ
とを示します。
橙 - リミッターの稼働時に点灯します。稼働条件は次の通りです。
• 信号がボルテージ・リミット・スレッショルドに到達した。スレッショ
ルドは、自動 VPL(Voltage Peak Limiter - 電圧ピーク・リミッター)
の設定に依存します。
• 出力が最大電流値に達した。
• 電源がレール電圧を維持できない。
赤 - インプットまたは DSP においてチャンネルにクリッピングが生じて
いることを示します。
3
信号アッテネーター - インプット・チャンネル 1 と 2 用のアッテネー
ターです。設定レンジは、- ∞ から 0 dB です。
4
吸気口 - 換気に必要な空気の入り口となりますので、塞がないでくだ
さい。
1
2
3
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リアパネル
1
IN 1/2(バランス音声入力 1 & 2) - 3 ポール・ユーロブロック・コネ
クターのバランス・インプットです。リアパネルにポラリティとグラウ
ンドが記載されています。
2
IN 1/2(アンバランス音声入力 1 & 2) - RCA コネクターのアンバラ
ンス・インプットです。CD プレイヤーやビデオ・スクリーンの出力を接
続できます。
NOTE: バランスとアンバランス・インプットはパラレル接続になってい
ますので、一度に使うインプットは一つのみとしてください。
3
SPEAKER L/R(スピーカー・アウトプット L & R) - 2 / 4 / 8 / 16
Ωの規定インピーダンスを持ったスピーカーをここに接続します。コネ
クターの規定最大電流はアンプのキャパシティを超える 41 Arms です。
4 mm2 (12 AWG)までのケーブルを使用できます。低周波数のキャンセ
リングを防ぐために、正しいポラリティでご使用ください。
NOTE: ブリッジモードの接続方法には対応しておりません。
4
GPIO/REMOTE(GPIO /リモート)コネクター - 外部コントロール
やステータス監視用の機器を接続するための 6 ポール・ユーロブロック・
コネクターです。詳細は、後述「セットアップとオペレーション」セクショ
ンをご参照ください。
5
USB ポート - DSP プリセットをダウンロードする際の、外部 PC と
の接続に使用します。詳細は、後述「DSP とマトリクスのコンフィギュレー
ション」セクションをご参照ください。接続には、付属の Mini B コネク
ター・ケーブルを使用します。
6
UTIL(ユーティリティー)スイッチ - ボタンを押すと本体はファーム
ウェア・アップデートを行うためのアップデート・モードに入ります。アッ
プデート・モードに入るには、USB 接続がなされていることが条件とな
ります。詳細は、オペレーション・マニュアルをご参照ください。
7
電源コネクター - 付属の IEC 電源コードをここに接続します。
LUCIA 120/2M
/ 240/2M のみ:
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IN 3/4(バランス音声入力 3 & 4) - 3 ポール・ユーロブロック・コネ
クターのバランス・インプットです。リアパネルにポラリティとグラウ
ンドが記載されています。
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OUT 3/4(マトリクス・ラインアウト 3 & 4) - 3 ポール・ユーロブロッ
ク・コネクターのバランス・アウトプットです。リアパネルにポラリティ
とグラウンドが記載されています。
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セットアップとオペレーション
自動スタンバイ/本体の起動 - LUCIA アンプリファイアーは、電源オン
/オフ・スイッチを搭載しておりません。電源を本体に供給すると、本
体は自動的にオンになり、20 分間入力信号が検知されないとスタンバイ・
モードに切り替わります。スタンバイ時には、いずれかのインプット・チャ
ンネルに指定スレッショルドを超える信号を入力すると、2 秒で起動し
ます。デフォルトの設定は -54 dBu です。
GPIO
のコンフィギュレーション - GPIO 機能のデフォルト設定は次の通
りです(LUCIA 全モデル共通)。
ボリュームのリモート操作 - デフォルトの状態における GPI の機能は出
力ボリュームの独立コントロールに割り当てられています。このコント
ロールは、フロントパネルのコントロールと直列に配置されています。
使用方法は 2 通りあります。
• 0 ~ 3.3 V の出力を持つコントロール機器の GPO を LUCIA アンプリ
ファイアーの GPI に接続します。グラウンド接続は必須です。
• 下の図の通り、各チャンネルのボリューム・コントロール用ポテンショ
ンメーターを GPIO コネクターのピン 1 ~ 4 に配線します。VCC 電圧
出力は 3.3 V です。
アンプリファイアーのステータス出力 - ピン 5 と 6 は内部リレーに接続
されており、アンプリファイアーの障害状況を出力します。アンプがオ
ンで正常に動作している状態ではリレーが閉じます。いずれかのチャン
ネルに障害が生じるか、パワーサプライがいずれかのチャンネルの正常
な動作を妨げる状況が生じると、リレーは開きます。
GPIO
のオプション・モード - マトリクス搭載モデルでは、ファームウェ
アに変更を加えることで他の GPIO 機能を割り当てられます。詳細は、
オペレーション・マニュアルをご参照ください。
Individual volume control
R
R
Common volume control
R
DSP とマトリクスのコンフィギュ
レーション
(LUCIA 120/2M と 240/2M のみ)
LUCIA 120/2M と 240/2M は、4x4 のミックス・マトリクスと、充実し
た DSP 機能を搭載しています。このタイプのアンプリファイアーが使用
されるほとんどの使用用途において、設定は内蔵の機能で簡潔し、外部
ミキサーやプロセッサーを必要としません。また、多くの一般的な使用
用途では、追加の内部設定を必要とせずに、マトリクスと DSP をデフォ
ルトの設定のまま設置できます。
デフォルト・プリセット - マトリクスと DSP コンフィギュレーションの
デフォルト設定は次の通りです。
スピーカー 1 = IN 1、GPI 1(ならびにフロント・ノブ)によるボリュー
ム・アッテネーション・コントロール
スピーカー 2 = IN 2、GPI 2(ならびにフロント・ノブ)によるボリュー
ム・アッテネーション・コントロール
OUT 3 = IN 1(-6 dB)+ IN 2(-6 dB)、GPI 1 によるボリューム・アッ
テネーション・コントロール
OUT 4 = IN 1(-6 dB)+ IN 2(-6 dB)、GPI によるボリューム・アッテ
ネーション・コントロールなし
ソフトウェアのダウンロードとインストール - コンフィギュレーション
用のソフトウェアは優れた操作性を特徴としており、様々なスピーカー
に最適化されたプリセットや、ダイナミクス処理の種類を選択できます。
ソフトウェアは、www.labgruppen.com/support からダウンロードでき
ます。ソフトウェアのインストール手順は、ダウンロードに含まれる書
類をご参照ください。
USB
接続 - LUCIA アンプリファイアーは、ファームウェアのアップデー
トとプリセットのダウンロード用に USB ポートを装備しています。詳細
は、オペレーション・マニュアルをご参照ください。
カスタム・コンフィギュレーション - LUCIA のコンフィギュレーション
用ソフトウェアを使ったカスタム・コンフィギュレーション作成の詳細
は、オペレーション・マニュアルをご参照ください。
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