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Dell PowerVault TL2000 User Manual

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テープドライブとライブラリのパフォーマンスに関する考慮事項

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図 1-7 ボトルネックの発生したデータフローと負荷分散されたディスクアレイの比較

最後に、SAN 上の FC ディスクアレイでも、「ハードドライブと RAID アレイの構成」で説

明したものと同様のパフォーマンスの制約事項が発生する場合があります。したがって、

ディスクアレイのパフォーマンス特性を改善することも、SAN でのバックアップ速度に対

して直接的な効果があります。

ライブラリファイバーチャネルブリッジを利用した SAN 構成

一部のテープライブラリは、ファイバーチャネルブリッジモジュールを経由して SAN に接

続できます。このモジュールは SCSI プロトコルと FC プロトコルの間のブリッジとして機

能し、ほとんどのネイティブ FC ライブラリでは利用できない付加的な管理、セキュリ

ティ、および操作機能を提供します。これらの機能の詳細については、ご使用のテープラ

イブラリ用のファイバーチャネルブリッジに付属の『ユーザーズガイド』を参照してくだ

さい。
テープライブラリの構成によっては、ファイバーチャネルブリッジモジュールがボトル

ネックとなり、テープドライブのパフォーマンスの低下を招くことがあります。これは、
SCSI

と FC の通信をブリッジするのに必要なファイバーチャネルブリッジモジュールの処理

能力では、一部のマルチドライブ構成によって提供されるデータスループットの全体を満

たすことができないためです。こうした制約があるものの、ほとんどのデータバックアッ

プソリューションでは、ファイバーチャネルブリッジモジュールがテープパフォーマンス

における主要な制限要因となることはありません。専用バックアップサーバーでは、デー

タを複数のテープドライブに送ることで、ホストでの制約が悪化することがよくあります。

この結果、平均ドライブパフォーマンスは、ファイバーチャネルブリッジモジュールが制

約要因となる場合よりもさらに低下します。

テープライブラリ

ファイバーチャネル

ディスクアレイ

ファイバーチャ

ネル スイッチ

ファイバーチャ

ネル スイッチ

ホスト

ホスト

ファイバーチャ

ネル スイッチ

ファイバーチャネル

ディスクアレイ

ファイバーチャ

ネル スイッチ

テープライブラリ