Bondioli&Pavesi 399USA011_D User Manual
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パーツが磨耗または破損をきたしていたりする場合は、Bondioli & Pavesi 社製の純正
パーツと交換してください。伝動装置のコンポーネントパーツの一切は、改変・改造しな
いでください。使用とメンテナンスの説明書に掲載されていない作業については、Bondioli &
Pavesi 社の販売業者までお問い合わせください。
伝動装置は使用前に機能状態が良好であることを確認した上で、コンポーネント各部の
潤滑作業を行ってください。伝動装置は、使用の後シーズンの終わり倉庫保管前にきれ
いにして潤滑作業を行ってください。コンポーネント各部の潤滑は、図示されたように一定時間
間隔で行ってください。
特に過酷な条件の下で使用する場合、50 時間毎以上の頻度で潤滑が必要になります。
マニュアルで指定されているグリース量は 50 時間毎の時間間隔で行う時に推奨されるもので
すが、SFT 伝動装置のコンポーネントの場合は最高 100 時間までにわたるより長い使用時間
の後など、時折行うことができます。SFT 伝動装置の使用時間が最終グリーシング時より 50 時
間以上の時は、必ずその使用時間数の長さに応じて 50 時間用に推奨された以上の量グリース
をポンプ注入して補充されるようお勧めします。この時、最高 100 時間に達した時は推奨量の
倍補填してください。
いかなる場合にも、一定速度ジョイント使用最高時間は決して 100 時間を超えないようにして
ください。
指定グラム数(g)は、次の通りです。1 オンス(oz.) = 28.3 g(グラム)。
グリースはジョイントクロスにポンプ注入し、ベアリングキャップから抜けるまで入れ続けてくだ
さい。
ポンプ注入の際は徐々に行うようにして、注入器で勢いよく入れ無理な圧力がかかるようなこと
は避けるようにします。
推奨グリースは NLGI グレード 2 です。
使用の後シーズンの終わり倉庫保管前には、一定速度ジョイント保護の内部にグリースが蓄積
していることがありますので、取り除くようにしてください。
トルクリミッター及びフリーホイール
RA – RL フリーホイール
このデバイスは、PTO が減速中または停止する間、慣性による負荷が機械からトラクタ
ーに伝わるのを防ぎます。
作業時間 50 時間毎に加え、運転休止期間後は常に潤滑を行ってください。
RL フリーホイールは潤滑の必要がなく、グリースニップルはありません。
コンポーネントの全てが完全に停止するまで、機械には近づかないでください。
SA – LC ラチェットトルクリミッター
このデバイスは、トルクが動力規定値を超えた場合に動力伝導を遮ります。
ラチェットの音が聞こえた時は直ちに PTO を外してください。
作業時間 50 時間毎に加え、運転休止期間後は常に潤滑を行ってください。
LC トルクリミッターにはシールリングが付けられており、シーズン毎一度だけの潤滑で対応する
ことができます。
LN - LT シンメトリカルラチェットトルクリミッター
このデバイスは、トルクが動力規定値を超えた場合に動力伝導を遮ります。
ラチェットの音が聞こえた時は直ちに PTO を外してください。
作業時間 50 時間毎に加え、運転休止期間後は常に潤滑を行ってください。
LT トルクリミッターにはシールリングが付けられており、シーズン毎一度だけの潤滑で対応する
ことができます。
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