Bondioli&Pavesi 399USA011_D User Manual
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カルダン軸が動きを行う間、干渉を起こす危険性のあるトラクターまたは機械への接続システ
ムは使用しないでください。アダプタや部品は、機械製造元から提供されているもの以外使用
しないでください。
全ての回転部分には、必ず保護が施されている必要があります。
トラクター及び機械の保護とカルダン伝動装置の保護とが全てそろって、統合安全シス
テムを構成することになります。
作業を開始する前に、カルダン伝動装置及びトラクターそして作業機械の保護が全てし
っかり取り付けられ、かつ機能が効果的であることを確認してください。
パーツが破損をきたしていたり不足していたりする場合は純正スペアパーツと交換し、使用を
開始する前に正しく取り付けてください。
作業機械に近づく時やメンテナンス作業を行う時は、まずエンジンを止め、操作パネル
からキーを抜き取った後、回転部分が全て停止していることを確認してください。
作業範囲内または回転部分には近づかないでください。ベルト、裾などの引っかかりそ
うな作業着は避けてください。回転部分に接触すると、死亡事故が発生する恐れがあり
ます。
カルダン伝動装置に寄りかかったり、踏み台として利用したりしないでください。
伸縮型パイプは、通常作業の時長さが最低 1/2 は重なり合っている必要があります。また、
いずれにしてもあらゆる作業状況下で長さが最低 1/3 は重なり合っている必要がありま
す。なお、操作中伝動装置が稼動していない時にも、伸縮パイプのノッキングを防ぐため、適度の
重なり合いを保つようにしてスライドがスムーズに行われる状態にしておきます。
トラクターに連結する場合に限り、据付固定機械(ポンプ及びリフトまたジェネレーター、
乾燥機など)を利用してください。 必要に応じてホイールの下にブレーキブロックを入れ
てトラクターにブレーキをかけます。トラクターは機械に連結しますが、この時ジョイントの角度
がそれぞれ最小かつ均等になるよう配置します。
カルダンジョイント
作業時、ジョイント角が最小かつ均等に α1 = α2. となるようにします。
ターン時またはその他短時間操作中、推奨最大ジョイント角は 45° です。
角度が大きすぎたり、均等に保たれない場合は、PTO の連結を外してください。
一定速度ジョイント
一定速度ジョイントは通常作業時、一線上にそろった状態かまたはジョイント角が最小
に保たれている状態が最適です。ターン時またはその他短時間操作中、推奨最大ジョイント角
は一定速度ジョイントのタイプにもよりますが 50° または 75°
(サイズ SH の場合)または 80° で
あり、それ以上にならないようにします。伝動装置のトラクター側に一定速度ジョイントが装備
され、機械側にシングルカルダンジョイントが取り付けられている場合、シングルカルダンジョ
イントの推奨最大ジョイント角は作業速度 540 min
–1
で 16°、1000 min
–1
で 9° を継続的に超え
ないものとし、動きに不備が起こらないようにします。
設置の時や夜間作業、また視界がはっきりしない場合は、作業範囲を照明してください。
摩擦クラッチは使用中、非常に高温になることがあります。 触れないでください!
また、火災の危険性を避けるため、摩擦クラッチの周囲には可燃性のものを置かないよ
う注意し、長時間にわたってスリップしないようにします。
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