フロントパネル 31 – SWR Sound Spellbinder Blue User Manual
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A . INPUT (入力)-入力にはXLRまたは1/4”のプラグを接続できます
XLR接続は平衡入力です:
(ピン1=接地、ピン2=正、ピン3=負)
1/4”プラグでの接続は不平衡のTS入力です:
(Tip=正、Sleeve=接地)
B . PHANTOM POWER(ファントム電源)-必要に応じてXLR入力{A}
に接続したマイクに使用してください。このボタンは1/4インチの入
力には影響を与えません。
OUT—Phantom 電源オフ
IN—Phantom 電源オン
C . GAIN—(ゲイン)‐プリアンプの信号レベルを調節します。GAINは
またリアパネルのEffects Send {S}ジャックの主レベルコントロール
で、必要に応じてお使いの効果機器の入力感度に合わせる目的で
使用することが出来ます。
D . –10 dB PAD / PREAMP CLIP(-10dBパッド/プリアンプクリッ
プ )-パッド ボ タ ン を 押 すと 入 力 感 度 を 10 dB下 げ て 出 力 レ
ベ ル の 高 い 信 号 源 を 使 用して い る 時 に よりクリ ーン な レス
ポ ン スを 得 る こ と が 出 来 ま す。プ リア ン プ・クリップ の LED
表 示
が点 灯して入 力バッファーがオーバードライブ 状 態
になっているときにパッドを使用してください。
OUT—Pad off オフ
IN—Pad on オン
E . PHASE(フェーズ)-入力回路のフェーズ(位相)を反転させます。
アンプからある特定の距離で演奏している場合に起こる「再生的
な」フィードバックを減少するのに用いてください。演奏者の位置
や距離を変える事でもフィードバックを減少することが出来ます。
F .
AURAL ENHANCER(オーラル・エンハンサー)-オーラル・エンハン
サーはSWR®のトレードマークとも言える機能で、ベースの基本的な
低音を引き出しつつ高域のトランジエント成分に輝きを持たせ、基
音をマスキングしてしまう特定の周波数を抑えます。サウンドの透
明度を増し、全ての楽器のシビランス(歯擦音)特性を耳を痛くす
る事無くよりオープンにして、透明感のあるサウンドに仕立て上げ
ます。
オーラル・エンハンサーの仕組み: これは設定によって周波数レ
ンジとレベルが同時に変化するコントロールと考えることが出来ま
す。
最小の位置からツマミを時計回りに回して行くとロー/ミッド/ハ
イが順にベースとトレブルのトーン・コントロールとは異なるけれど
も
互 い に 補 い 合 うような 周 波 数 帯 で 強 調 さ れて
行 き ま す。多
くのプレ ー ヤ ーが 好 む「
2
時 」の 位 置 で は 、ロ ーエ ンド
の 基 音と歯 切 れ の良 い ハイを 両 方 引 き出しな がら 、低
めのミッドの 領
域を 若 干持ち上げ、バンドの中でのユーザー
の サ ウンド に 存 在 感 を与えま す。さらに 時 計 回りに 設 定 する
と、200Hz付近を中心としたミッドの 特 定のポイントは抑えら
れて行 きます。オーラル・エンハン サー の 効 果 は一 聴して分か
るものですが、イコライザーのトーン・コントロールで行う極 端
なブースト/カットに 比べると、全 体 的 な 曲 線 は 穏やかです。
G BASS / MID / TREBLE(ベース/ミッド/トレブル)-セミパラメ
トリックな3つの音質調節ノブで、お好みの周波数帯
で信号レベルを強く、あるいはカットすることが出来
ます。先ず外側のノブで周波数帯の中心を決め、そこ
での信号レベルを内側のノブで調節します。たいてい
の楽器ではミッドレンジの調節で成果が左右されま
すが、状況によってどういう設定が良いかは変わりま
す。一人で演奏中は耳障りなほど強い音も、込み合った部屋やレ
コーディングでは丁度良いことがあります。
H . EQ BYPASS(イコライザーバイパス)-音質調節回路を信号経路か
ら出し入れすることが出来、これはLED で表示されます。
I .
EFFECTS BLEND(エフェクト混合)- EFFECTS RETURN {S} にプラ
グが挿入されている場合にのみ機能するノブで、この設定によって
「ウェット」な効果の帰還信号をどれだけ「ドライ」なプリアンプの
信号に混合するかを設定します。
J .
EFFECTS BYPASS—(エフェクトバイパス)-エフェクト帰還回路を
信号経路から外します。これはLED で表示されます。
K . COMPRESSION(コンプレッション)- 信号のコンプレッション
のレベルを調節します。反時計回りに回しきるとコンプレッション
は無くなり、時計回りに回すとコンプレッションの比率が上がりま
す。LED の明るさで信号のピークレベルをアクティブに抑えてい
る量が分かります。
L . MASTER VOLUME(マスターボリューム)-スピーカーからの音の大
きさを設定します。その他全てのレベル、外部のエフェクト機器の
設定が終わった後にお使いください。
M . MUTE—(ミュート)-Tuner {T}(チューナー)、Headphones {R}(ヘッ
ドフォーン)、Effects Send {S}(エフェクト)ジャック以外全ての出力
をオフにします。楽器のチューニングや静かなセッションに便利で
す。ミュートがオンのときはLED が点灯します。
N . POWERSWITCH(電源スイッチ)-全体をオン、オフします。オンの
場合はLED が点灯します。
フロントパネル
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