用途及び取り付け方法 バリエーション – Shure BETA 98AMP User Manual
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概要
Shure Beta 98AMPは、小型で高出力のコンデンサー型
マイクロホンで、プロフェッショナルSRやスタジオ録
音に最適です。 非常に均一なカーディオイド特性によ
り、優れたフィードバックマージンを確保し、収音軸外
の不要なノイズを効果的に排除します。また、高音圧レ
ベル(SPL)環境でも優れた性能を発揮します。
Beta 98AMPには、XLRコネクターと一体となったプリ
アンプ、フレキシブルグースネックが採用され、正確な
位置調整ができ、ステージでも邪魔にならないA75Mユ
ニバーサルマイクロホンマウントアクセサリーが付属し
ています。 ドラム、打楽器、その他の固定位置に置か
れる楽器向けです。
特徴
• Shureの卓越した品質・耐久性・信頼性を備えたライ
ブパフォーマンス用マイクロホンの最高峰
• 均一なカーディオイド特性により、広いフィードバッ
クマージンの確保と、収音軸外の音への優れた排除性
• ドラムや打楽器に適した周波数レスポンス
• 高SPL環境で使用できるワイドダイナミックレンジ
• コンパクトデザインと一体型プリアンプによりステー
ジをすっきりさせセットアップも容易
• フレキシブルグースネックにより正確な配置が可能と
なり調整も簡単
• 磨耗や酷使に耐える、エナメル加工の金属製ボディと
ステンレススチール製インナーグリル
性能
• 優れた低域再現力
• 非常に高いSPLハンドリング
• 高い出力レベル
• クロスオーバー歪みを発生しません
使用時の原則
• マイクロホンを希望する音源に向けます。不要な音はゼロポイントに来るようにします。
• 使用するマイクロホンをできるだけ少なくすることで、ポテンシャルアコースティックゲインを増加させてフィー
ドバックを防止します。
• 3-1ルールを守って、音源への距離の3倍以上各マイクロホン間の距離をとり、フェーズキャンセルを減らしま
す。
• マイクロホンは反射面からできるだけ離して設置し、コムフィルタリングを減少させます。
• 双指向性マイクロホンを使用する際は、マイクロホンの近くで演奏することで近接効果を活かして低減レスポンス
を増加させることができます。
• 必要以上のハンドリングを避けて、メカニカルノイズや振動を防止します。
• マイクロホングリルはいずれの部分も覆わないでください。マイクロホンの性能に悪影響を及ぼします。
• マイクロホンを屋外で使用する際はウィンドスクリーンを装着します。
用途及び取り付け方法
バリエーション
• Beta 98AMP/C: A75Mユニバーサルマイクロホンマウ
ント付きBeta 98AMPマイクロホン。
• Beta 98AMP/C-3PK: Beta 98AMPマイクロホン3個と
A75Mユニバーサルマイクロホンマウント3個付属。
A75Mユニバーサルマイクロホンマウント
Shure A75Mは、Beta 98AMPを様々な面や楽器に取り付けます。 マイクロホンの正しい取り付け方法については、
付属のA75Mガイドを参照してください。
マイクロホンの位置決め
フレキシブルグースネックにより、マウントを動かさずにマイクロホンを正確に調整することができます。
注: グースネックを極端な向きに過度にひねったり無理な力を加えたりすると、マイクロホンに回復不能な損傷が生
じる恐れがあります。
用途
マイクロホンの推奨配置
音質
タムタム
各タムまたは一組のタムの間にマイク1個を、ドラムヘッ
ドから2.5~7.5 cm上に配置します。
ミディアムなアタック音。豊
かでバランスのとれた音質。
ボトムヘッドを取り外し、トップドラムヘッドに向けて
マイクを中に設置します。
最大分離。豊かでバランスの
取れた音。
スネアドラム
ドラムのトップヘッドのリムから2.5~7.5 cm上に配置し
ます。マイクをドラムヘッドに向ける。
多くのドラムスティックの「ス
ナップ」音。
シンバル
A75Mマウントによるクローズマイキング。シンバルが
動く範囲を避ける
最大分離。十分なアタックで
明るい音。
注意:使用の前には必ず、カートリッジがマイクロホンにしっかりと固定されていることを確認してください。しっ
かり固定されていないと、振動やドラムスティックで誤って叩いてしまった場合にカートリッジが緩み、信号が出な
くなることがあります。
一般的な用途と配置方法が以下の表に記載されています。マイクロホンテクニックは個人の好みに大きく依存してお
り、「正しい」マイクロホンの位置があるわけではないということを知っておいてください。
A75Mで取り付けたBETA 98AMP
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